深夜列車
※1
深夜列車に乗って あてもない未来の先まで
暗闇を細く 光が切り取って(ゆ)く
私の心を揺らす 記憶のトンネルを抜けて
あなたとの温もり 遥か遠く 彼方へ 彼方へ 離れていってしまうなら/離れてしまうのなら
嗚呼 どこかで どこかで 止まって欲しいから/止めて欲しいから
※2
行ったり来たり 顔 顔
降ったり消えたり あなたの顔
めったに会えない 顔 顔に / もう二度と出逢えない顔に
※1
幾つもの駅を過ぎて
同じ景色を走り続ける/走り抜けて
まだ揺られていたい 記憶の奥で
泣きたいのに
悲しいはずなのに 窓に映る顔が笑って
冷え切った体が 眠れずに 息をする
黒く深い海へ呑まれてく 世界の果てまで
波打ち際の匂い この気持ち 泳がせたら 懐かしくて
あれは何故なんだろう?
あぁ 二人で 二人で 添い遂げたいのに
あぁ あなたと あなたと 生きていきたいのに
※2
薄っすら燈る命
見えなくなってしまうまで
祈り続ける姿
title & lyrics by aokimasato
music by aokimasato
作詞 あおきまさと
作曲 あおきまさと
冬の一人旅。冷気が身に染み入る夜。