♪大御所 新たなる道のり♪ 過去を振り返る時、自分達の歩んで来た足跡を果たしてどう受け留めるだろうか。『赤盤青盤』を作り『Taste One』を作り。。。そんな事じゃないな。きっとその課程の中で二人がどのように模索して来たかって事に意義を感じるし、それがあるからこそ今の僕がいるのは確かだ。 何が自分達にとってHappyか。自らの満足度や完成度の追求。それはListenerをも含めての客観的な立場でのHappinessを求めていたんだと思う。僕らは若かった。と同時にそんなに若さが漲っていた訳でもない。僕らはとても冷静過ぎたのかもしれないな。それが良い悪いではなくて、それが大御所の個性だし特徴だった。 大御所の『赤盤青盤』。初めての作品である本作は、今聴くととても生々しい。「初めて」っていうのは何でも初々しかったり生々しいものだ。でも、すっきりと聴けるのはそれは二人が純粋に音楽を楽しみ、「可能性」みたいなものへの期待、欲望を前向きに捉えていたからだと思う。 今更過去の作品を!!っていうのは回顧趣味そのもののような気もするが、僕としては自らの原点を探る上でも、今後の活動を見直す上でも意義のある行為だと位置付けたい。これから何度かにわたって大御所作品である『赤盤青盤』『Taste One』を振り返ってみたいと思う。それが僕の唯一取り得る、今までの大御所へ向けての最高の賛辞だと信じて。 20010603 5:30pm
|
♪考えて、そして歩く♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 01 考えて、そして歩く(青木Original) 572K 1998 1998年7月7日に吉田君に送った電子メールの文章に曲をつけたものです。「大御所はドロ〜ンズとは違うんだから」、、、。ここで前身である「ドロ〜ンズ」(「ダサさの追及」参照)ときっぱりと訣別し、新たに「大御所」として歩んでいく姿勢が伺えます。「ドロ〜ンズ幻想」にとりつかれていた僕らは果たして逃れることが出来たのか。「ドロ〜ンズ」を超えられたか。それは、このアルバムを聴いて判断して下さい。 08 考えて、そして歩く(吉田Remix - Original Karaoke) 400K 1998 大御所ワールドをテクノで。彼の前振りに続けて唄ってみてはいかがでしょうか。 青木作品のラスト部分「チャーミーよりフルーティーへ」と吉田作品の「フルーティーよりチャーミーへ」の絶妙なタイミングがかなりいけてます。対比して聴いてみて下さい。吉田のNarrationの健在ぶりが伺えます。 20020426 10:26pm
|
♪I May Love You♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 02 I May Love You(吉田Original) 520K 1998 難解な歌詞の中に広がる吉田の世界。その詞とマッチングした錆びれた歌声。不幸なようでいて、聴いていると前向きになってしまうのは僕だけでしょうか。ポップスの中に異色を盛り込んだ絶妙な作品と評価します。 06 I May Love You(青木Remix - Reggae Dance Muzik Version) 360K 1998〜2001 踊れる曲も一つくらいは、、、。ということで、分かり易いコードにテンポを上げて、吉田の歌詞を熱く前向きに吹き込んで、味付けして、サビは風呂場で歌って、、、。この曲で踊れる人がいたら拍手。 Reggae Dance Muzik Version --- 「1999年の夏!」という青木の予言は外れ(笑)、秋以降、青木はソロ作品宅録に励む毎日。吉田はちょっとスランプ状態。事実上、大御所は活動停止状態にありました。1999年暮れに「新世紀記念」というくくりで奮起、ヨッシーに喜んで貰おうと創り直しました(また風呂場で歌ったけど、寒かった)。結果的に、この音源をCentury Recordsのコンピ収録曲に選びました。この作品はその一年後の2001年の2月に再度Mixし直し、その音源がNack FiveのMusic ChallengerにてOn Airされました。 20020428 1:20am
|
♪大御所紹介♪ ※1998年12月12日記 大学時代の友人である吉田孝臣君とのユニットです。1997年4月に構想が生まれ、7月に結成しました。「青木の曲に吉田が詞をのせる」という作詞作曲チームとして始まり、現在は個々が作詞作曲編曲するまでになりました。10月上旬に『大御所メール・セレクションPart1』を発表、そして今回のOriginal & Remix Album『赤盤青盤』に至りました。 Oh!gosho ショーでも見に行こーか! |
♪アルバム『赤盤・青盤』について、、、所感♪ ※1998年12月12日記 「ファーストアルバムで既にリミックス盤!」という話が大御所談義からこぼれてきたのは8月後半。僕がVEKTOL SIX Radio Station ((volume 3))の選曲している時でした。Bee-Drops(植野君とのユニット、1998年2月結成)として沖縄で曲作りを満喫後、東京に帰って来て一段落済んで、「ベクトルやりたい!」と思ってたちょうどそんな時期でした。言うなれば、大御所はそっちのけでBee-Dropsの爽やかなサウンドや_____のメロディーにはまっていたのです。「〜(略)〜1999年夏発表の『Taste One』までにアイディアをためておこう。むしろ〜(略)〜だ。」と勝手に思い込んでいたのです。「大御所は大御所でしかありえないのかな。」(from 談義集1998/8/30)が当時の心境です。そんな時に出て来た「オリジナルとリミックスの2枚組=赤盤・青盤」は僕らにとっては斬新なアイディアでもあり、いい刺激剤でした。10月上旬に曲目を選定以後、毎週土日で1曲というスケジュールで11月中旬に録音編集を終了。「お互い働き者。基本は努力家=大御所」とはよくいったものです。 今回の作品の特徴は、何といっても吉田・青木のOriginal曲をもう一方がRemixする、それにつきます。是非、聴き比べてみて下さい。面白いと思いますよ。サウンド的には未熟な部分が多々あるものの、「吉田色、青木色のみならず、OriginalとRemix。そして音の違い、成長、、、様々な意味でいい。大御所のFirst Album『赤盤・青盤』は思った以上に良い作品、良いアルバムになるんじゃないかな。中々、素敵だ。」(1998/11/9記)とも評することが出来ると思います。いやいや、それは聴く人の感性によって違うでしょう。色んな批判が出て来るのも想像できます。それでも少なからず、僕ら「大御所」を好きになってくれればと思うのですが。まだ、駄目ですか? そんな大口たたくのは、、、。駄目でしょうねぇ。 |
♪クリーム&シロップ♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 03 クリーム&シロップ(青木Original) 280K 1998 & 1999暮れ 大御所ワールドからかけ離れた青木の世界をこのアルバムに持ってきました。「クロマイ・シロップ」〜「君の綺麗な黒髪、白い肌、、、晴れた日も曇り空の日もいつも、、、という視覚的なもの。仲がいい時は気持ち良くて、悪い時は君の機嫌を伺ってしまう僕がいたり、、、しっとりとした夜を過ごし、明るい朝を君と迎える、、、といった気分。」その両方の明暗、白黒をカメラの「適正露出」でかけてみました。素直なサウンドで表現したつもりですが。 10 クリーム&シロップ(吉田Remix - S.R.F.O.Mix) 484K 1998 ロケンロールなサウンド。最初は汚いけど、付き合いやすくはまってしまう当音源。まるで男と女ですなー。うん。Originalが内向的なのに対して、こっちは発散し尽くされていて、さっぱり聴けます。 --Originalは「新世紀記念」で創り直されています。絶妙な甘いハモリは何度聴いても飽きません。 --吉田Remixはサビ歌が消えてなくなるという、作曲者に対する素晴らしい「いやがらせ」爆発(笑) 20020428 11:08am
|
♪亜熱帯♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 04 亜熱帯(吉田Original) 792K 1998 電話の音から始まる回想録。それをより一層引き立たせた落ち着いた曲想(メロディー)。コーラスでみられるようなアンニュイでいて不幸な描写。吉田の代表曲でしょう。現実と夢現、過去。不幸と幸せ。すべての交錯をさらりと表現してしまう大人のストーリー。 09 亜熱帯(青木Remix - Bossa Mix) 216K 1998 & 1999暮れ 「Originalが亜熱帯それ自体の雰囲気を醸し出しているのに対して、Remixは、そこにパラソルを一つ置いて、涼しげに冷たいカクテルを飲みながら、リゾート気分に浸っている。亜熱帯の中だけど、そんな亜熱帯を外から眺めている。そういう解釈をしてみた。」(19981128 E-MAIL 標題『Dreamy to Creamy(裏大御所)』より抜粋) |
結局こうなりました。。。『大御所生写真館』に置いてあります(画像多いので重いですよ!)。 |
♪Hug - 抱き合お?!♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 05 Hug?!(吉田Remix - 「JAZZで聴く大御所」Mix) 316K 1998 ここで一休みしませんこと? Swingは好きかしら? ってな感じです。Originalを跡形もなく替えてしまった、破壊や暴力だけでない「こわす」手法を持ってきたと言えるでしょう。ネ。 11 (青木Original) 192K 1998 「世の中って複雑怪奇。常識と例外。平凡と特殊。既成概念と未来における可能性。色々あるけど、傘一つ回せば、ほら、何だか人生って楽しいよね。」---難しいこと抜きにして、さらりと表現した青木のもう一方の色合い(例外性や特殊性から普遍性を見い出すアプローチor感覚的音楽)をこのアルバムに添えてみました。 当ページ掲載音源「Hug?!」---1999年にPee-Tropsによりカバーされた『おしっこのわな』より |
♪To You♪ (((曲目解説))) ※1998年12月12日記 07 To You(吉田Original) 744K 1998 純和風ポップス。でも「なんかラッパの音が気になるなー。邪魔だなー。」と思った方、その通りです。吉田ならではの「いやがらせ」なのです。 12 To You(青木Remix - Sweet Dream) 576K 1998 「もうちょっと、ひと工夫欲しいなぁー。」という吉田君の要望に応え、ピアノ弾き語りを添えました。典型的なポップスを作ってみたいという僕の欲求も満たすことが出来ました。 「新世紀記念」にてSweet Dream Versionのリメイクをしようと思いましたが、、、「失われた旋律」事件(参考音源:「Misery」)にてこの曲のデータは存在せず。ざ〜んねん☆ |
♪新しい方向性、構図を探し出すためには、、、♪ ※1998年12月12日記 今後の予定としては、来年夏にFull Album『Taste One』を、秋までにMini Album『おたのしみ』、それ以後特別プロジェクトとして『新入社員の呟き(仮)』を音源として発表していく予定です。それ以外には、写真集やインタビュー(ビデオ)等など〜(略)〜。 また、〜(大幅に略)〜です。 以上のような作品を外に出していくにあたり、「創り手と受け手両者が、容易に安く適宜にコミュニケーションでき、アイディアを出し合える環境」を作っていきたいと考えています。そのためには、在り来たりではありますが、やはりInternetのHome-pageにて、将来的にSalonを形成していくしかないのかなーと感じています。その点につきまして、なにか良いアイディアがありましたら、是非、返却時にReplyを添えて下さい。宜しくお願いします。 では、またお会いしましょう。 以上 ※『Taste One』は予定通り1999年8月に完成されました。よっ!努力家『大御所』☆ ※『おたのしみ』は企画自体ボツりました。 ※『新入社員の呟き』はソロ作品として1999年9月に完成されました。> > > > > こちらもどうぞ! ※写真集は出す予定はありません。その代わりにサイトにて画像UP!!の危険性はあります。 ※インタビューは大物になったら、見せしめのために発表します!(笑) ※NetでSalonなんて。。。大きな事言ってますねぇ〜。 ※「返却時」---『赤盤・青盤』は当時500円でMD貸し出しをしていたのです。高いっすね、今思えば。。。 20020429 16:10pm
|