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☆★☆生写真館☆★☆

皆さんも一緒に飲みませんか?
さらなる大御所への理解を! '00/1/30

下井草のとある公園にて
『Taste One』Track Down終了後の二人 ブランコにて '99/7/31

二の腕の産毛のカ~ブが好きだった~♪
demo「雨遊び」録音風景 '98/1/24

一番左吉田氏。最後方青木氏。
ドロ~ンズ(Droo~ns) 『はっぴーな日々』 '96/2/15(肖像権上変色させています)

下井草のとある公園にて
『Taste One』Track Down終了後の二人 すべり台にて '99/7/31

真剣です。
『赤盤青盤』ジャケ '98/1/24

にこたまにて
ドロ~ンズ(Droo~ns)まるで『ゆでめん』な写真 '96/2/15

「ダサさの追求」
~アマチュアコンピレーションアルバム『心音001』参加に添えて~

誰だって可愛くなりたかったり、カッコよくなりたかったりする。でも、ダサさを追求する人なんていうのはあまりいないだろう。バンカラとも違う。貧乏主義とも違う。ファッションに無関心という訳でもない。「ダサさ」を「追求」するのだ。

僕は、それを大学時代「Droons(ドロ~ンズ)」でやってのけようとした。いわゆる、Think Tank Droonsの出現だ。メンバーは、僕を含めて本当にだっさい4人組だ。端から見ればパッとしないし、実際にパッとしなかった。そこに魅力を感じてしまった僕が馬鹿だったのかもしれない。かの有名な「はっぴいえんど」のファーストアルバム、通称「ゆでめん」の裏ジャケットに見られるようななんとも微笑ましく、地味でいて何かを追求しようとしている姿が伺える、そんな若者達。その前身の「エイプリルフール」のジャケットの何とも形容しがたいおどろおどろしさ。そこに何かしら共感を得たのはいつからだろうか。また、喫茶店で政治や経済を語り、明治の志士達のように熱く大きく夢を語り尽くす、、、そんなことに興味を持ち始めたのはいつのことだろう。

何はともあれ、僕は熱かったし、何かを追求したかった。それは今も変わらない。そして当時僕の頭の中は「ドロ~ンズ」でいっぱいだった訳だ。結局、このグループで得られた財産はメンバーの一人を揶揄した「僕はドロ~ン」という楽曲と明治神宮周辺や二子玉川で撮影したまるで「ゆでめん」な写真だろう。そして、僕がアメリカへ旅立つとともに「ドロ~ンズ」は自然消滅することになる。

一年後、就職活動に合わせて帰国し、メンバーの一人であった吉田孝臣と「大御所」を結成。実はこれが最も「ドロ~ンズ」の存在を再評価させた事実だろう。「ドロ~ンズ」がなかったら「大御所」もなかった訳だから、やはり「ドロ~ンズ」凄い!偉い!と勝手に褒める人は僕と吉田くらいなものだろう。そして、実はここから僕にとっての「大御所」におけるダサさの追求が始まる訳だ。

大御所」、、、、、、、、、、なんとも言えないダサさがある。吉田と電話口で「大御所」なる名詞を口にした時、二人は大笑いだった。これはいかに大御所という言葉を僕らに当てはめるとダサイかってことを意味する。実際僕らは単なるどこにでもいる若造だし、大御所なんて音楽界では__さん、__さん、__さんくらいしか思い当たらないし、俳優でいえば____さん。僕としてはギリギリで__さんや__さんが入るという認識でいる(98,99年くらいから___さんを含めもう殿堂入り(?)を果たしたと認識している。勝手に。)。そんな大御所界に青木真人と吉田孝臣が名を連ねるなんて、、、考えただけでも恐ろしく、でも映像としてみると一層面白く感じられた訳だ。その面白さを踏まえて「ダッサイなー」と断言できるのではなかろうか!

ダサさの追求」---これは生半可なことじゃ出来ない。だって、誰も評価してくれっこないんだから。「俺さあ、ダサいところにカッコよさを感じるんだよねー。」と語れば女の子は「ふ~ん。」や「へえ。」だろう。男の子だったら「はあ? 勝手に追求してろよ。」と言うだろう。「わかるわかるー!」なんて女の子がもしいたら、僕は思いっきし抱きしめよう。共感のポーズ。Hugだ。

大御所」結成からはや3年。album2枚、楽曲としては20曲を超え、形として今回のコンピアルバムに残せたことは僕にとって「ダサさの追求」の結実ととったっていい。音にしてもジャケにしてもバランス良く「ダサ」く、それでいて考えさせられるところがあるのは、やはり「大御所」ならではだと思うのだ。だから、今更ながら僕自身に言いたい。「ダサさ? 勝手に追求してろよ!」 これが僕の勝利宣言だ!

以上

青木真人 '00/5/22

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