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おかえりなさい会



2017年4月3日、四谷のアルゼンチン・タンゴ・バー「Sin Rumbo」。元々は同年1月の新年会「世界チャンプルー」イベントにて「シンルンボ」というタイトルで集いをテーマにした作品を披露しようとしたら、いつの間にかラブ・ソングになっていた、という。今回はSin Rumboに出入りさせて頂くことになったきっかけを作って下さったEmiさんの帰国祝いということもあり、是非にと思い、当日完成させ夜本番へ。

なお、ボーナストラックとして同日お昼に録音したDEMO音源も収録します。風邪ひいて鼻声であったため、さらにCheapな音像に仕立てました。聴いてくださいませ。


キャロル・キングの「So Far Away」が今朝の空模様にピッタリです。
この珠曲で特に染み入るのがベースライン。このフレーズは愛がないと奏でられないと感じます。

このところアルゼンチン・タンゴにはまっている、という話は随分、直接口頭でお話ししているかと思います。でも実際どうなんだろう、と我に返るんです。というのも。。。大変失礼に値するのですが(何に対して失礼かさえも分からないのですが)、タンゴ曲に熱狂的に惹かれてもいませんし、うまく踊りこなしたいという向上心もないのです。出会いを求めて足繁く通うというのでもなく、嗜好としてタンゴ・バーでお酒を飲む程生活に余裕がある訳でもありません。

結論は分かっているのですが、それは最初にM先生と踊らせて頂いてさらにF先生とお話しさせて頂いてビビッと来たもの。そこ在りきなのです。何回か通わせて頂いてやはり最初の感激が毎回在る。それは踊りでもなくお酒でもなく女性でもない。もっと人としての生きる悦び。そこなんです。

ヨガをしている時の至福ってあるじゃないですか。創作している時の至福ってあるじゃないですか。それは単に「心地好いことをしているから」生まれる至福だけではなくて、根幹で幸せのエッセンス(むしろ苦しみも含めたもの)が凝縮されているからだと思うんです。

自身からメロディーが生まれる感覚、そしてその感覚を呼び起こす感覚。体を使って声を出す。体を使って踊る。まだ見ぬ誰かのために、そして、聴いてくださる方のために歌う。眼の前にいる女性をリードする。繋がっているんです。

【バールに立ち寄る感覚で】 2017.4.11 9:50

四谷SinRumbo

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  • 2017-04-03
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