カラフルわいわいほーる、ポップのすきま。
この晩のライブは安穏に過ごす僕の延長上でステージを持つことになった。それでも歌声においては散々美味しいものを食べて来たからなのか、安定感があったかもしれない。また、十何年ぶりだろう。2002年12月以来に「年の瀬」を歌うことができた。14年ぶりか。とても気分もよく当時よりもひしひしと歌う自分自身にも伝わってくるものだった。本来は会社のクリスマス・コンサートにおいて多くの方々の前で披露したいものであった。それをこのわいわほーるに持ってきたのだ。
「木枯らし」も格闘技でいうところの酔拳のようで面白かった。この一年、ちょうど昨年の11月の駒込わいわいほーる辺りから、鍵盤弾き語りステージの【からっぽ巡り】においても即興的要素を増やすようにしてきた。理由は自分自身が楽しみたい、というところ。決まりきった曲、演奏の仕方、では僕が飽きる。何のためにステージを持つのか、というところ。
例えば、剣の道は「多くの人に楽しんで貰うため」ではない。人生のエッセンスを伝えるため、の方に近いのではないか? 僕もそう。ステージに立つというのは自分自身の人生のエッセンスの一部なりともお伝えする、ということ。エンターテインメントはそれはそれでまたそう在りたい時に披露すればよい。
この一年は一介の侍として。刀の代わりに楽器がある。でも素手の代わりに歌声がある。そういうスタンスだ。
【Live to Love, Love to Live】 2016.12.17 11:57
出演:いつみと&フォーク、あおきまさと(世界ブルー)、that's all folks 、みなな
2002年のクリスマスライブ以来に披露された「年の瀬」Original Versionが2016年仕様で駒込わいわいほーるにて登場。アルバム『繊細』に収録されたスロー・バラードは除夜の鐘をイメージした作風だったが、オリジナル・ヴァージョンはクリスマス仕様。2016年の年の瀬を。ゆっくりと迎え入れよう。
<Twitterにおける呟き>
・安穏と過ごす四十路男の凡庸です。
・感動するものと、「わぁ、いいね」ってものは違う。そういうこと分かって欲しいんだよな。
・一日の終わりをどう仕立てるかが腕の見せ所である。
残業で外食したいところを、「功名が辻」でも読みながら電車に揺られよう。家に着いたらシーツを取り込んで。新しいボトルでも開けよう。そして明後日のステージをイメージして鍵盤でも触ろう。早く布団に入れたらしめたものだ。19:51
・明日の駒込わいわいホールにおけるステージメニューは。「年の瀬」「木枯らし」「買い物袋」「表参道」「爪跡」「EverLasting」
通常とは真逆の曲順です。内実です!安穏です!怠惰です!自己満足の世界へ。
・おかしいな~と感じていたら今夜のステージ「爪跡」を歌うのを忘れてました。でも想像通りの内容に。明日から贅沢にこもります。12/8は大久保水族館で忘年会鍋パーティー、12/11は東京サロンにてベジタリアンイベント。
あとはメロディーに埋もれ酩酊でありたい。
・そういえばステージ用のTシャツ着るのも忘れ、VIP席でいつみさんとみななさん両手に華写真も忘れ、まるで自分は頭からっぽみたい。
どっか違うところに行っちゃってる。意識はぶどうヶ丘とアルゼンチンタンゴと防音室。