1. Sekai Blue Home>
  2. History>
  3. カエラナイト前夜祭

カエラナイト前夜祭

四谷Sound Creek Doppo。思い起こせば2013年初秋以来、2年半ぶりにステージに立った。僕にとっては新宿たかのやから受け継がれている純粋に音楽を愛する箱という認識。禁煙、楽屋がある、グランドピアノが置いてある、といった出演者にとっては有難い箱でもある。店長である川崎さんも健在である。

2013年に出演した際は、よし!これから!会社にも近いしここから!という思いはあったものの、ご存知?の通り2013年10月以降はこの立場で業務がオーバーヒートしてしまって、それもたたって2014年の下腹部と腰のアクシデントがあって、今に至っている。仕事ってほんっとに恐ろしいし、会社組織ってほんっとに恐ろしいと思う。

でも、今回はそんな会社絡みの音楽イベントでこのDoppoに再会した。昨年後半から関わっているThe nwanko(ヌワンコ・ブルー→ヌワンコ・ブルーwith The 呼吸歌劇団→The nwanko9→ぬわんこ・きゅうり)という社会人バンドの雄(と勝手に位置付けている)のサポート・ベーシストとして参加。どうせなら、と世界ブルーのステージも観て貰おうと僕も電子ピアノではあるものの、鍵盤弾き語りに臨んだ。

これはどこへ行ってもそうなんだけど、アーティストの集まるイベントと会社関係のイベントの差、というものが面白いと思う。アーティスト・イベントの親和性が高まったものと会社絡みのイベントのクリエイティビティーが高まったもの。その歩み寄りというか。結局人間というのはどこからを起点としようとも、最終的に向かいたい場所は同じなのではないか? と僕は思うのだ。それはプロだとかアマだとか。ミュージシャンだとかアーティストだとか社会人だとか。そういう境界線は勿論あるのだけど、なくなっていったところに、残る、心に残るものというのは、同質だったりするのだ。これはあくまでも「イベント」について書いている訳だけど。

今回、勉強させて貰ったのは、「あぁ、やはり僕はアーティストとしてのステージをやりたいのだな。」というところ。これも上手いとか下手とかではなくて、完璧とか未完成というのでもなくて、ただただアーティストとしての僕の様を観て貰いたいし、そこで生きているんだよな、と。会社のイベントというものは楽しい。人も沢山観に来てくれるし。何よりもステージを観て素直に感動してくれたり、目をキラキラさせて喜んでいる人様の顔を見るとこっちまで嬉しくなる。でも、それ以上のものを僕はいつも追求している。何度も何度も多種多様なミュージシャンを観て来てさえも、僕のステージを観たら、そこで初めて目をキラキラさせてくれる。そういう様に出会いたい。音楽というものが素晴らしいのではなくて、勿論、音楽というものは素晴らしいんだけど。お酒も「お酒は素晴らしい」とも言えるよ。でも「美味しいと感じることのできるお酒が素晴らしい」のであって。だから、僕はこれからもやはり、自信を持って、皆さんのキラキラした顔を観たくて、歌い続けるのです。

【Live to Love, Love to Live】 2016.4.25 20:38


四谷Doppoにて鍵盤弾き語りソロ 四谷Doppoにて鍵盤弾き語りソロ
サポート・ベースで参加 サポート・ベースで参加

ステージ映像は準備でき次第、公開致します。

四谷Doppoにて

  • カエラナイト前夜祭
  • 2016-04-20
  • 四谷SOUND CREEK Doppo