ヌワンコ・ブルーLive
今回取り上げるのは、会社のメンバーを中心とした社会人バンド「ヌワンコ・ブルー」です。12/2は下北沢のBREATHで、12/9は会社のクリスマス・コンサートに出演します。敢えて社会人と記載しているのは、「社会人」としてのよさが出ているから。
【世界ブルー】という名を冠すると自分のアイデンティティーそのもので「誰でもない僕」を深く突き詰めることになるし、【As You Know】だと「こんなステージ、君達観たことないでしょ?」とダンディズムと瞬間的な陽(よう)が生じることを覚悟する必要がある。ピアノ弾き語りの【からっぽ巡り】はストイックで陰(いん)だし、【妄想壁画】はもうマゾで自分を落として落として落とし込まないとステージには上がれない(結局上がるけど、笑)。。。
「ヌワンコ・ブルー」 そういうのはない。スタジオに入って音合わせをして、その場で楽しむ。セッションに近い。「もっとこうやって弾いてみようかな」「それもありだよね」みたいなノリでアイディアが膨らんでいく。
アーティストっていうのは、誰でもなれるものではない、実際。なろうとしてなれるものではないからだ。でも、人間として、まぁ、社会人として音楽を楽しむ、ということはどなたでも入ってゆける世界だし、むしろ、音楽にはそういう受け皿がある。誰もが楽しむことができる。だから、「音楽」っていうものは人を惹き続けてきた。
僕は自分のメロディー活動を「音楽」と捉えることはあまりないけれど、ヌワンコ・ブルーは「音楽」に対して「純粋」に楽しむ、そういう姿勢を学ばせて貰っている。
「ベース弾くのって純粋に音楽を楽しめていいんだよね。爽快なスポーツみたいでさ。10/19」
【Live to Love, Love to Live】 2015.11.21 13:02
ヌワンコ・ブルー初演
場所:下北沢BREATH
1,natsu 2,ホソヤ 3,柳田健一 4,The Nwankwo Blue(ヌワンコ meets 世界ブルー、ということです、笑)
今週の主役はヌワンコ・ブルー。というのも、初のライブなのれす。
9月のセプテンバーコンサートの打ち上げでしゃべってから、ノリで(笑)セッションやろうよ、ということになって、あれよあれよ、と昨晩は下北沢のBREATHという素敵な箱で40分のステージを無事終了しましたよー。来週は会社のクリスマス・コンサートに出演。S口さんのリードで、僕はベースを。ベースって楽器は面白いけどこわいんですね。もうこんなこと書くのが当たり前すぎて恥ずかしいんですが、、、バンド音楽はほぼベースで決まりますよね。ベースフレーズがかっこいいバンドは好きですねー。素敵な反面、ベースは音を外すとノリが崩れて一気にお客さんも興ざめする、ってとこです。ピアノもそうですがベースもかなり目立つんですね。ミスが。怖い。
大学一年生の時に買ったベースなんですよ。当時5-7万円くらいしたのかな。。実際は11,12万円のものらしくて、変色しているから割安で売っていて。大宮の楽器店で。それを二十年以上経った今も使っている。録音にも使ってきたし。愛着湧きますよね。
それにしてもいつものソロ=ピアノ弾き語りと違って、バンドだとなんだかバンドってだけで気持ちが緩くなりますね。お酒も飲んじゃったり。全然緊張しませんでした。これってどうなんでしょね。僕は緊張しないとステージに上がれないんですけどもね。緊張した方がいいんですよ、ほんとは。
さて。ソロもバンドも女声ボーカルもいろんな記憶や考えを通って今があります。そしてね。やっぱりね。当たり前なんだけど、僕がやりたいのって自分のメロディーなんだな、って気付くんですね。人様の曲をやるのは楽しいし、ビートルズのカバーも共感できて嬉しい。自分の曲を誰かなりの編曲、それも有難い。でも、自分が生み出してきたメロディーが一番好き。少年の頃からそこで生きて来たから。何千何万というフレーズ世界。そしてそのために二十代も三十代も今四十を越しても自分のメロディー世界の中で生きている。
僕が世界ピンクと世界ブルーをメインに添えてこれから活動したい!って言っているのは、どのユニットがどうというのではなくて。やっぱり自分のメロディーが人生のテーゼで、そこに付随する世界観・感性ってものが重要なのであって。創っていく喜び。
そこを満たすのであれば。あとはライブ。妄想壁画であったり、その場限りのセッション=コミュニケーション=飲みであったり。先日のCON TON TONのような情景が好き。セカイブループティの今度のイベントも僕は音楽がどうの、ということよりも、そこに人が集まる、そして演奏してハーモニーが生まれてそれを聴く人がいる、っていう情景が好き。ピアノ弾き語りソロもライブがどうっていうところよりも、ライブに向かう自分のひとりぼっち感とか、終演後の夜道とか。僕の中ではそこで映像が回っていて。静かに。
そういった日々の姿。それが世界ブルーというメロディーなのです。
誰も着いて来なくたっていいじゃないか。もともと独りだったんだと。自分が感じるバンド・サウンドやオーケストレーションをメロディーや演奏、ステージ、音像やWebを通して伝えていけば、いつか誰かが一緒にステージに立ってくれるものだ。そのためにはやっぱり自分が一番、これ!ってものをやっていかないとね。本当に伝えたいものは根深いところから延びる竹のようなかったい芯なのです。
音楽っていうのよりも歌でありメロディー。そこから派生する文章であったり、動作、食事や絵画、写真、勿論音楽であってもいい。
バールに立ち寄る感覚で【第二百八十五話】 2015.12.3 23:21