朝の過ごし方
ライブ前だからなのか、メロディーについて考えているからなのか。僕は今とてつもない世界観に身を寄せている。
阿佐ヶ谷。
メロディー。酒。酔い。
2015年6月19日 20:01
今朝起きた時に、「今夜はいいステージになる」という予感があった。
ステージを終えて感じるのは、伝えたいエネルギーをちゃんと伝えることができた、ということ。生きている限り、その時その時のエネルギーを聴き手に与えて、僕の歌を聴いてくれた人が、人生を味わい深いものにしていく。そういう流れを意識している。
前回、そして今回のライブステージをご覧の方はもうお分かりだろうが、僕がやっているのは音楽ではない。生きている僕の姿から世界ブルー(僕はそう呼んでいるが、別の呼称でもよい)を感じて貰えるかどうか。普遍性で癒されたり、例外性で刺激を受けてくださる方もいるだろう。笑ったり馬鹿にしたり、でも、おや? え? うそ!!っていうところで、喜んで貰ったり。
今夜は、前回に比べて大分喉の調子も回復した、というのが実感。それが何よりも嬉しい。今回は歌声に自信がなかったので、リバーブを広く深く遠くかつ丸く膨らせて貰った。なので歌い易かった。リバーブを自分から付けて貰うのは初めてである。いつもドライだから。そのことで演奏後エンジニアの方と話して、むしろドライの方が合っているという指摘を受けたり、もっとマイクに近づいて、という話が出てさすがだな、と感じた。というのも、いつもはドライでかつマイクを舐めるようにして歌っているからだ。今回別の観点で、梅雨時にじっとり、という意味合いでリバーブを、ヨガの基本姿勢を意識してマイクから遠ざかってみた。
実際本番では思った以上に歌声に本来の伸びが戻ったのと、遠くに伸びる響きも2013年9月のステージ同等の質であった。勿論、まだ凄みや歌声のダイナミクスはない。喉のへたれ具合も気になる。でも、前回は歌うと下腹部が痛かったのに対し、今回は身体の痛みがない。大分、腰の調子がよくなってきているんだな、と。この調子でいけばいいな、と。
今夜の演奏曲目
1Ever Lasting
2You are not so Ugly
3白熱灯と君
4境地
5Beautiful
6空が青いのは
また、今回は自信を持って弾き語りのみでミュージックチャージを頂いてもよいと思えるものだった(前回は雰囲気やトーク、演奏中の試行錯誤という探りっぷりを含めたトータルでよかった)。それはクオリティーが、という観点ではなくて。あくまでもエネルギー。トークの内容とかよりも演奏の内容とかよりも大切なものってもっとある。たぶん、そう感じてくれたからこそ、見知らぬお客さんが声を掛けて下さったり、CDをお買い求め頂いたのだと思う。
今回意外にも「You're not so Ugly」がよいと言って下さった方が複数名いらっしゃった。また、今夜のようなピアノ演奏を聴きたいとおっしゃって下さった方もいる。今回用意したCDはすべてRecording Albumなので、もし生演奏のクオリティーが高いステージを聴いてみたいという方は、『初夏の気分で歌いたい』=上述1,2,4,6を収録、『泉』=上述1,2,6を収録、をお薦めする。楽曲よりも演奏スタイルに興味があった方は『からっぽ巡り』(二枚組)=あおきのレパートリーを網羅、をお薦めする。今夜のステージの楽曲のレコーディング・アルバムは『朝』=上述の1,3,4,6を収録となっている。
また、今夜のトークテーマのキーワードを並べてみる。
幸せ、早寝早起き、太陽、朝、抱擁、口角、繋がる、世界ブルー
これからも、僕の持っている人生のエッセンスやエネルギーを不器用ながらも伝えていけたら、と思っている。エネルギーを感じて貰って、自身の生活に弾みをつけるきっかけを得て欲しいし、エッセンスはまた別で、ご自身なりの生きる喜びや広がりを感じつつ過ごしていって欲しいと思っている。
僕ももう40歳である。ただまだ40歳でもある。40年生きてきた。ずっとメロディーをひきずって生きている。そういう者として、人々のため---知識とか情報や技術ではなくて、パッションや瞬間や意外性といった想像を超えた部分であったり、素直にリズムやメロディーの流れに乗ることだったり---になる、ステージを持ちたいと思っています。
今後も、ピアノ弾き語りという演目【からっぽ巡り】をよろしくお願い申し上げます。また、明日以降の約二か月間は、当Sekaiblue Airlinesとsekaiblue.comが活発化します。よろしく。
次回は、ピアノ弾き語りで単調なロックか、夏なのに懐かしい雰囲気、のどちらかをやろうかな。それはこれからの僕の日常の過ごし方にかかっている。
今夜は会いに来てくれてありがとう。また会いましょう。
世界ブルー あおきまさと 2015.6.27 00:18 【青い呟き】
ステージ映像は準備でき次第、公開致します。
出演 METKOV, 阿部薫
こんばんは。
今日はふと職場のコピー機の前に立って、ほんとにふと思ったものです。
「あれ。今、人生で一番幸せだ。」
仲の良い同志がちょうど隣り合わせて、「ちょっと変なこと言っちゃうんですけど。いいですか? なんか、今、一番幸せなんです。」 苦笑いされました。いや、微笑ましく笑って頂いたかもしれません。心優しい方だから。
明日、ライブなんですね。喉の調子。前の前の湿った僕の文章を書いた時よりかは、喉の状態が回復してます。ぎりぎりだけど、声帯を擦る音を出せるようになってきました。また、ちょっと脳内がすっきり。昨晩ポール・ボキューズで軽く歌わせて貰った時の自分の歌声が耳に入ってきて癒されました。やっぱり自分の声を自分の耳で聴けるってとこが歌のよいところで、α波が出ますね。それだけで気持ちよくなっちゃう。
それから昨晩は珍しくビールを飲んで、炭酸だったからよかったのかな。それにしても焼き鳥美味しかったな~。
さっき友人に書いちゃったけど、明日はよいステージの予感がします。かといってボロボロだったらそれはそれで面白い。少なくとも、今の僕、結構幸せオーラを自分でも感じてますね。なんなんでしょうね、これ。そんな「幸せ」を「朝の過ごし方」とかけてお話しできたら、と思ってます。
(略)
今夜はちょこっとひと回し鍵盤に触って。明日もう一回触って。それで本番に臨みたいと思ってます。久々のお越しの方は緩くなった僕を受け入れてくれたらいいな~。
では、今から、風呂場でイメトレして眠ります。おやすみなさい~。2015.6.25 21:52 【青い呟き】
外では大粒の雨が降りしきる。
僕はこのところ心身ともに好調である。とても幸せだ。
そして、それとは別にとても胸が詰まっている。歌いたくても歌えない、というのは苦しいですね。十年間我慢して、で、また今後数年間我慢して暮らさなければならないのか、と思うと。スタジオ行って歌うのはそれはそれで、一番好きなのは部屋で弾き語るその空気を伝う声。
ずっと我慢しているうちに歳もとり、体も壊し、いつの間にかスタジオでも思うような歌声が出ない。これは正直落ち込むわけです。
野球選手が戦い方を変えていくように、僕も変わっていかないと、時代だけでなくて僕の想いにも取り残されてしまう。「今の今」はとても幸せで、でも、心の奥底ではそれは「自由」ではない。
簡単なこと。ただ四六時中歌って録音できる場があれば。このところは通勤途中でも喉のポジションを意識し始めたら、なんと、、、声帯を擦る音も出せない。これは困る。
と、こんな悩みを誰に言ったところで、そもそも「四六時中歌って録音したい」「声帯を擦る音も出せない」なんて、変わった人だな、と思われるだけで。どうにかならないのかな。
今夜は今週のライブのためのピアノ練習。弾いては近所に気付かれそうになって演奏を止める、そんな繰り返しである。ピアノも弾けず、歌えず、録音もできないだなんて。ほんと。どうすればいいのかな~。すっごい幸せなのにな~。
今の僕にできることは、ライブ当日のシミュレーションを頭の中で組み立てることくらい。頭ではなくて、体でライブやりたいな。
と、珍しく、落ち込んでいるのです。ライブそのものは、当日までに喉が少しでも戻れば、よいステージになるかと思ってます。昨日は生姜入りはちみつドリンクを購入しました。喉ってどうやって治すんだっけ。
焦っちゃいけないんだけど。いつか気付いた時には元に戻っているんだろうけど。
風呂入って眠ろう。それがライブステージにとって一番の元気の源だ。
上述は、当日の演奏メニューです。こんなに湿ったこと書いても、当日は普段と変わらないでしょう。僕にとって「普段」をどうにかしたい。どうにかしてゆきます。2015.6.23 22:25 【青い呟き】