代々木ブーガルにて
打ち勝った。強い内容だったと思う。
今の僕が望んでいるステージは「うまい下手」ではない。
ましてや「魅力ある」ものでもないし、「格好いい」ものでもない。
僕自身が僕自身でいられるかどうか。それがキーだ。
僕自身をさらけだせるか。強さも。そして弱さも。
得意な部分だけでなく、苦手な部分もさらけだせるか? 恥ずかしがらずに堂々と。
そこである。
先日書いた「羨ましい」姿とは、みっともなくてもみずぼらしくても応援したくなる姿である。そこには一点でいいからアーティストの魅力が強く出せればそれでいい。僕はそんな姿にこれからなっていった方がいいよな、と感じていた。でも、今夜はそこを飛び越えて、その「羨ましい」という、お客さんからしたら、下から上目線での存在となった。
僕の求めるアーティスト像にまたひとつ近づいた記念すべきステージである。
それにしても代々木ブーガル。前回同様今回も大きな到達点に達することができたことを考えると、凄い箱だ。アトラスのグランドピアノの平たい音のお陰なのだろうか。それとも僕との間でよい気が流れているのだろうか。
ちなみにお客さんで来ていた整体師さんからは次のような留守電が入っていた。 「あおき君、お疲れ様です。貫禄勝ちですね。さすがですね。貫禄ありましたよ。グゥーンときましたよ。今度会う時派手にやりましょう。」
自分自身に打ち勝った姿は、お客さんにもちゃんと伝わったのかとびっくりしている。
次回ライブもお楽しみください。12月26日阿佐ヶ谷NextSundayです。
~自分自身に勝つことのできたライブだった 2~
2009.11.11 01:33 やっぱり僕は世界ブルー Absolutely Yes, Sekai Blue公開
アルバム試聴【繊細 音像の構築と抽出】
旧サイト【繊細 音像の構築と抽出】
アルバム試聴【繊細】
~自分自身に勝つことのできたライブだった 1~
2009.11.10 01:20 やっぱり僕は世界ブルー Absolutely Yes, Sekai Blue公開
今夜は代々木ブーガルにてピアノ弾き語りのライブイベントに参加させて頂いた。
この箱は前回3月以来二回目。あの時のステージはお客さんからもまた僕自身も「雲の上を歩いているような」ライブで、まさに世界ブルーが昇天というか達観というか、力が入らず自然に現れたまさに「世界ブルー」そのものだった。今回はどうだろう。
本人はいっつもナーバスだ。身体のコンディション。精神的なもの。喉。練習量、限界などなど。すべてを揃えて初めて出来上がるのがライブステージであるから。リハーサルの後、前回同様、とある場所で休む。精神的なもの、頭の冴えもよい。よし、行くか!といつの間にかギリギリの時間になってしまった。焦る。
着いた頃は7時33,4分で、本番が7時40分で、ギリギリの到着になってしまった。ちょっと汗ばんでいる僕に店長古澤さんの気遣い。ありがとうございました。
内容。先日7日のライブについて書いた「羨ましい姿」を超えた姿だった。これは語るに難しい。
つづく