実録目次


『新入社員の呟き 下半期 実録 〜陸〜』

電車に乗って感じた事をつらつら書きました。

  • 3月11日の場合 曇天 6:10pm
  • 4月11日の場合 西武新宿線車内 子供達
  • 4月26日の場合 西武新宿線車内 中年オタク達
  • 7月6日の場合  敗北者 11:15pm
  • 1月23日の場合 Mr.平凡シリーズ<<自己破壊>>




  •  19990311 曇天 6:10pm

     結局オレもザコに成り下がった。オレの中の栄枯盛衰。
     まぁ、食中毒だとか、スーツを着たアリからは免れた訳だ。
     ただ、若々しさみたいなものは、、、ないな。
     相変わらず、曇天とした気分の中にいる。




     19990411 西武新宿線車内 子供達

     〜○ッポに対する○ビの回答〜

     「大人になりたくないな。
      だって、厳しいんだもん。この世の中。
      リストラとか、いじめとか、あるんだもん。
      見たよ。サラリーマンの一面で。
      ホント、みんな努力しなくちゃならない。」




     19990426 西武新宿線車内 中年オタク達 10:09pm

     酔った中年オタクは最悪だ。delicacyの欠片もない。
     少年ジャンプ、マガジン世代の30代のオヤジ達。
     「こっちとこっちどっちがいい?」とマンガのキャラクターを指して喜ぶ。
     「一億人の彼女だ」と本気で言う。せめてグラビアの女の子を指して欲しい。しかもまだ語ってるよ。
     「○○ちゃん人気だよ、この頃は」「でもオレ医者のネエちゃん好きなんだよな」
         「ミサオちゃん」「コスプレ、、、」そんな言葉が行き交う。ホントに最悪だよ。
     よって、日本の心から男性と付き合いたい人にとっては最低の状況だ。ろくな男がいない。可哀想だ。
     ウチらの年代の男達がオヤジになったら、もっと最悪になるのだろうか、、、。
     考えるだけでも恐ろしい。




     19990706 敗北者 11:15pm

     俺はこんな顔している
     どう笑ったって敗北者の顔をしている
     鏡にうつるのはそんな顔だ
     俺は俺を睨み続ける
     酔い切れないし
     でも憎み切れない
     ただ割り切れない
     睨み付ける俺は
     その相手の眼の中に睨み付け
     そいつがまた俺の目の奥へ睨み返す時
     ”あー あいつも同じなんだ”と思う
     「敗北者は敗北者を睨むことしか出来ない」




     20000123 Mr.平凡シリーズ <<自己破壊>>

     「ホントはもっといい女を抱きたいな」
     俺はそう心の中で思った。
     「あー、あの女性(ヒト)だったら最高なんだけどな。いや、あのヒトでもいい。
      何でよりによってこんな女と巡り合わせたんだろう。まぁ、仕方ないか。選べない時もあるし」

     その女の間抜けな顔は安っぽい飾り窓の娼婦よりも下品なものだった。
     バーボンストリートのボトムレスといったところだろう。

     「俺も落ちたもんだな」
     「ここまでどん底だと、これからはいいことあるかも」
     人生そう甘くはない。そんな女を抱く程精神的に壊れていた俺が悪いんだ。
     俺は俺を責める。「自己管理不徹底」の烙印を押す。

     当時の俺の流行り文句はこうだ。
     「あー、こわれていく。みんな、一緒にこわれていこうよー。」

     その夜も俺は請われた女と一緒に壊れてイッた。




    僕、真面目です。仕事大好きです。頑張ります!。。。。。


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