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世界ブルー2004年 本音で語る 抱負を語る

from here on ~ originality & identity ~


世界ブルー2004年 本音で語る 抱負を語る from here on ~ originality & identity ~

まず、この度はアルバム『from here on / 世界ブルー』を買って頂いてありがとうございます。

正直、言いたいのはそれだけだったりします。「ありがとう」の一言だけ。もうそれ以上はない、というくらい嬉しいものなんですよ。値段にしたら2,000円。安いか高いかは受け取った方の気持ちや感受性によるでしょう。メディアにしたら音楽CD。それはCDショップに山程並べられていますよね。でも、手にして頂いた方からの感想にもありましたが、「それだけではない何か」を感じ取って下さった方が多いのが実際の所ではないでしょうか?

それは何故でしょうか。内容に関する答えは皆さん独自の感性に委ねます。ただ少なくとも、僕、あおきまさと個人として、人間として、創作家として、「これ」というものであったと思うんです。集大成であり、アイデンティティであった、と。

それはメロディーや声質、楽器編成や編曲、言葉、といった音源に込められた愛情だけを意味しません。選曲、曲順、曲間の無音の長さ、曲の始まりと終わりのフェードインアウトのタイミング、といった53分10秒というアルバムの中にあるコンセプトだけを意味しません。音と音の距離、位置、バランス、こもり具合、温もり、エフェクト感、ミキシングにおけるオーケーテイクの駄目だし具合、マスタリングにかける神経、といった空気感だけを意味しません。

音世界だけでなく、ジャケットに込められたメッセージ、英語タイトルの持つドラマ性、レイアウト、文字表記、文字フォントと文字サイズ、グラフィック、表紙の写真の持つ意味合い、何故あの色合いで、光が放たれ、そこにグラフィックがあるのか、採用した写真の撮られた時期、ロゴの持つ意味。

イラストと写真の絡んだオリジナルフライヤー、新宿タワレコFLAGS VISIONで流れたPV、各店鋪を巡り巡ったり、webや他社フライヤーに掲載して貰ったり。販売に関して協力してくれたり、純粋に気に入ってくれたり。関わる人すべて。

単に頑張ってレコーディングしてそれをちゃんとした形で発売した、というのではないんです。育った場所、学んだ環境、巡り会った人達、それらから感じ取った答えがユニット名でもある『世界ブルー』だし、「世界ブルーって何? あおきって何者?」という問いに関する僕なりの答えが本作品『from here on』とそれに関わる活動だった訳です。世界ブルー100%、あおきまさと100%。そういった意味での集大成、アイデンティティー。

なので、買ってくれた人に対して思う事は、少なくとも好き嫌いに関わらず僕のアイデンティティーを受け取ってくれた、と感じるんです。だから、「ありがとう」しか言えない。もうそれ以上はない。

  ☆☆☆今後の活動☆☆☆

『from here on』を第一作目としてリリースした以上、もう何も隠す必要はありません。今後の活動についても正直な気持ちを書きます。今後はただただ創作の原点に立ち返って創りたいように創ります。僕の見たい世界が皆さんの見たい世界だと確信し得たからです。個に内向するのでもなく、皆さんに媚びるのでもない、僕の創りたい世界=皆さんの見たい世界だと『from here on』をリリースして強く感じたんです。

自主/正規に関わらず、以下の作品をリリース&レコーディングしていきます。きっと、みなさんにもかなり喜んで受け取って貰える作品となるでしょう。すべてにおいて作風がまったく異なりますのでその辺だけご了承して下さい。ひとつ言える事は、『from here on』を気に入って下さった方にとっては、今後のラインナップはかなり嬉しくなるような作品群です。『from here on』を第一弾リリース作品とした理由もいつか分かって頂けるでしょう。

(略)

from here on

  • 世界ブルー2004年 本音で語る 抱負を語る
  • 2004-11-21