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セプコン2016

打って変わって、9月7日は会社でセプテンバー・コンサートであった。当初この夏の集大成として「ひと夏の恋」を歌おう目論んでいたんだけど、出演者が多数ということもあり、与えられた時間がセッティングとMC含めて5分間。でも、「ひと夏の恋」は7分弱の尺。

そもそもセプコンは9.11から起因しているイベントであるし、僕ら日本人にとっては3.11とも繋がっている。また昨今の世界情勢からして、人災、天災問わず、災害によって亡くなった方々やいまだに苦しんでいる方々は沢山いる。そこで今回は真面目に「遠く」という鎮魂歌を歌うことにした。

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昨晩は会社のセプテンバーコンサート。楽器演奏なしの声だけ、しかも「遠く」という真面目な曲、スマフォを見つつ。そんなスタイルを観て頂いて何かしら矛盾や違和感➡例外性➡普遍性を感じて下さったらなら嬉しいです。思ったよりも受け入れて下さった方が多く、ホッとしています。
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そして。もう一つ。お客様に伝えたかったこと。それは考えて貰うこと。僕のステージから違和感を感じて貰おうと試みた。真面目な鎮魂歌をスマフォを見ながら、はたして真剣なのかそれとも舐めてるのか。聴き込むべきなのか笑ってもいいのか。実は理由があって。

多くの人々は災害が起こった直後は、関心を寄せ募金をしたりボランティア活動したり世の中を論じたりする。でも時間が経ると忘れ、違う場所に身を移すとボランティア精神のかけらもない人格になっていたりする。でも、大切なのは、日々、どこにいてもそういったケアしていく心は大切ですよね。ニュースで取り上げられる災難だけではなくて、日常であなたの身の回りで起こっている問題事もケアの心で対面して欲しい。

僕のステージは実は、「心を込めて歌う」ということと、なのに現代のツールである生ではないむしろ社会の弊害をもたらす(これからもたらしてゆく可能性を沢山秘めている)スマートフォンを片手に歌詞を読み上げる「心を込めてるの? ほんとに」と。その差を感じて、疑問を持って欲しかった。そして、ステージ上の僕の姿は、あなた自身です、というメッセージ。なのでした。

そこから、日々の小さなこと、些細なことに対して、優しく、柔らかく。ね。ということ。

さらに、上述の矛盾を超えて、ツールだとかデジタルだとかいろいろ、まぁ、あるけれど、最終的に残るものは残るよね(=ステージの場合、なんか、青木君変わったことやってるけど、結局、なかなか、いい歌だよね。歌っていいよね。中途半端な気持ちではあれはできないよね)。

ライブハウスに赴いて、ではなく、会社の食堂で職員の方々が気軽に参集できる場で、敢えて上述のようなメッセージを込めつつも、意外なスタイルで臨みました。覚悟を持って挑んだステージでした。

【Live to Love, Love to Live】 2016.9.17 10:17


ステージ映像は準備でき次第、公開致します。

覚悟を持って挑んだステージ

  • セプコン2016
  • 2016-09-07
  • 麹町JICA本部食堂