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下北沢ComCafe音倉オープンマイク

一言だけ言わせてもらえれば、
今日も幸せな一日であった。


2013.08.20Live at ComCafe Otokura in Shimokitazawa, Tokyo
vocal & piano by masato aoki (from Sekai Blue)
This Stage's Concept is Karappo Meguri


「予感」


新春の晴れ晴れした気持ち。すがすがしい空。澄み渡る空気。「空が青いのは」を聴いてみてください。


2013年8月20日に下北沢のオーガニック・カフェ音倉さんのイベントに参加させて頂きました。9月のセプテンバーコンサートの自分なりのテーマ曲としてこの曲を初めて演奏させて頂きました。セプテンバーコンサートは9.11から発起されたイベントではありますが、僕達日本人にとっては3.11によって深い傷跡を負っており、僕なりにできることは何だろうか?という問いに対する答えがこの歌「遠く」なんです。


バールに立ち寄る感覚で【第八十二話】ComCafe音倉(下北沢)、ぶどうヶ丘(阿佐ヶ谷) 2013.8.24掲載

アイデンティティーとハピネスが凝縮する。

この日は下北沢の北口に降り立って、恵比寿といい小川町といい、神楽坂といい、まるでどの町も素敵な町となっている。バル、ビストロ、夜ごはん。東京はすごいな~。懐が深い。世界に誇れる都市だよ。店、人、文化。

文化。発信。下北沢。十年前よりもさらにお洒落になって。それは時代の流れ。人は変わらず、ちょっと汚さ風を醸しだしつつお洒落でまとめる若者が皆同じ顔に見える。下北顔。

音倉へ。初めて訪れるそのお店は、海の家のような気さくさもあり、オーガニックでかわいお洒落なカフェであり、グランドピアノがどーんと存在感を放つステージがある。イベントスペースとして使い勝手の自由度が高い素敵なお店であった。

キッシュを食べる(300円)。ハイビスカスティー(300円)。そして、僕の出番は三番目。三曲歌わせて貰って、すこぶる気持ち良かった。特に最後の「遠く」という曲は初めて人前で歌うのだが、出したい部分が出た演奏となった。残念ながら録音機の調子が悪くて音像はないけれど、僕は気持ちよくなってほわほわである。

帰り道。阿佐ヶ谷。小腹が空いている。祝おうか。空腹のまま帰ろうか。帰って何をしようか。踏み出そう。それが今年の僕だ。二週連続でぶどうヶ丘へ。おつまみを頼む。鱧(はも)のスープ150円。小葱がたっぷりである。美味しい。鰯(いわし)のマリネ300円。鶏むね肉といんげん500円ほど。これがとても贅沢であった。もう一品とっても美味しかったんだけど、思い出せない。写真からするとこはだの酢漬け?

毎回、店主やお客さんとの会話が楽しい。人生の極みや凄み、旨味といったものが未来にあって、そこへ向かう道筋を味わい深く歩く感覚に浸る。そういえば、思わず僕のチラシにはぶどうヶ丘のことを店主に無断で(笑)書いて、配っている最中である。このお店が多くの人に知って欲しいからであり、お店が繁盛するからどうとかいうんではなくて、東京という文化、日本の魅力、そして個々の肩たたき合い、そういったものを想像しているのだ。僕自身の活動もそうだけど、多くの人に聴いて貰いたい。そのことで、よいものも悪いものを受け入れざるを得ない。お店もそう。よい客もいればそうでない客もいる。でも、お店もアーティストも宿命があって、抱え込みつつ、向かいつつ、受け入れつつ。

それが文化だ。

帰路のつぶやきを掲載する。

「あ~幸せだ。その一言に尽きる。アイデンティティーとハピネスが合致した僕の理想郷は今という瞬間にある。

ありがとう東京。」

ComCafe音倉

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  • 2013-08-20
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