泉
水を飲む。もうひとくち。
街を歩く。もうちょっと向こうへ。
実ってきた。人間として。アーティストとして。それは自分自身の中で感じている。もちろん未熟者だ。それよりなにより不器用だ。決して不器用なことを武器にはしないよ。むしろ器用な様に振る舞っているような気がするし、器用な人間だと思われてもいる。それはそれでいい。
やりたいように。ただ歌いたいんだ。だから歌った。とても大切な時間なんだ。とても大切な空間なんだ。2005年の初夏、僕は毎日歩いていた。迷い探し求める姿としてではなかった。ストーリーにはならないけれど、単に幸せを楽園を感じつつゆっくりと歩いていた。充足していた。太陽の光も突然やってくる雨風も愛おしく思えた。阿佐ヶ谷の中杉通りの木々達は自信満々に緑の葉をあらわにしていて、裸の逞しい青年達が整列しているようにも見えた。お客さんのなかなか入らない清潔な店があり、いつも誰かしらんの常連客が店主と和やかに話している店もあった。水瓜糖はいつも通り。タンタンメンもいつも通り。朝の阿佐ヶ谷は、、、街の活気漲る前のせわしさがあった。排気ガスで僕の咽はすぐに痛んだ。それでも裸の青年達はびくともせず自信満々に立っていた。
僕の好きな時間ってある。僕の好きな感覚ってある。それはカテゴライズされるものでもないし、時間軸で説明できるものでもない。好きな感覚を好きなように表現できたらいいな。好きな時にさ。
00, Untitled(Stay be my side)
01, クリーム&シロップ
02, You're not so Ugly
03, 爪跡
04, 愛しさと 切なさと 悲しさと 儚さと
05, 空が青いのは
06, Ever Lasting
旧サイト【泉/世界ブルー】
Miki Ozakiによる四つのイメージ画像
あくまでもLiveAlbum『泉』のジャケット案となりますが、
このイメージ素材がライブ・ステージ当時の演奏者の精神性と深く関わっているため、
誠に勝手ながら公開させて頂くことと致しました。2017.4.18記
そこには 一皮剥けた姿があった!!!
声といい、姿といい、陰陽そのものの流れを現わしていた!
とても味のあるライブだった。
ありがとう。
comment by Kei I.
もう定まりました。
あとは皆さんに来て貰って、みなさんなりに感じてもらう、その段階に来ました。
「行こうかな、どうしようかな」なんて迷ってる方がいらしたら、安心して来て貰っても大丈夫かと思います。もちろん僕はぎりぎりのとこでやりたい(笑)んですが、なんていうんだろう。それはあくまでもステージに立つ心構えみたいなもんで、人間としては「もう来てもいいよ」みたいな合図を送りたいっすね。
今回は結局5人の方にライブ告知をしました。おいおいって感じです。豆腐屋のおばちゃんに「いえいえ、無理して来て貰わなくてもいいっすよ」なんて言っちゃってます。面白いもんです。だって無理して欲しくないからなー。来てくれて初めてその人に感謝、それでいいんじゃないか、って思うんですよ。でね。楽しみなんです。なんでかな。そう。たぶんね。愛情なんです。ミラクルなのね。そういうのがさ。楽しみなんよね。
敢えて書かなかった部分もあり、書けなかった部分もあり、それはあのことではなくて、そこで感じたミラクルのことなの。ミラクル。そう。ミラクル。それを言葉で言うのも文字で書くのも簡単。でもさ。僕が伝えたいのは、っていうかみんなで感じ得たいものは? そういうのをステージで披露したいと思ってます。
僕にとっての答えはたぶん僕にとっての答えで、これを読んでいるあなたにとっては「???」だから書かなかったけど、ただ僕は伝える側で、それはやはりメロディーで伝えてなんぼ、って性分なので、当日伝わったらいいなー。
からっぽ巡り。当分、癖になりそうです。(♪ボンジュールあおきの世界ブルーシルブプレ♪2008.5.10 23:21公開)