♪ホワイトリキュール♪ 自分でも何を悩んでいるのか分からない。 寝りゃあいいものを。 く、苦しい。そんなのギャグだ。 時間があるから耽るんだ。 僕は口笛を吹く。 トゥットゥットゥ〜ルル〜フゥ〜♪ 最近、詩なんて書いてないな。歌詞もめっきし。秋だ。 自信は歳をおう毎に付いてくる。 喜びの質も人の温かさもさ。 情熱は歳をおう毎に溢れて来る。 いけねぇ〜な、こんなじゃ。 おう。お良。俺と一緒に風呂にでも入んないかい? じりじりじり。じり。じり。じり。 その差に一体誰が何の興味を示すのだと言うのだろう。 はい、吸ってぇ〜〜、、、吐いてぇ〜〜〜、、、。 頭がくらくらする。って書くとダサイ。 って分かってるけど、くらくらする。 「最高にイカしてる 俺はイカれてる いいだろう?」 いい訳ないじゃん! いい訳ないんだ。こんな生活。 笑って生きてるよ。笑ってるよ。笑ってやるさ。 う、く、苦しい。それはジャブだ。 踊れ〜! 踊れよ、俺と。な。一緒に踊ろう。 じゃなきゃ、死んじゃうよ。だろ? 今夜も辿り着く先は、、、ホワイトリキュール。 愛してる。抱き合ってる時だけさ。 |
♪ホワイトリキュール♪ 君と見たかった。幻の果て。 世界は進んでるよ。僕も進んでる。君も進んでる事だろう。 最近、月に一枚は「結婚しました/します」の葉書が来る。 「幸せになります」 当たり前だ。不幸になんかなるなよな。 俺と青春しようぜ! 説得力なし。 大体みんな繋がっている。と思ってるのは俺だけ? でも、いい。いいよ、それで。いいんだ。それで。 く、苦しい。それはジャブ。な。 う、嬉しい。生きてる証拠。ね。 色々形容詞 な、ら、べ、た、い! サトマ。こっちの世界もなかなか厳しいぜ。 あ、サトマって文字にすると、マサトっぽいな。って、ダ、サ、イ、よ、俺。 でも、サトマはサトマだ。 最近彼の母親と思しき人をよく見かける。 勿論僕からは話し掛けられない。 成人式の日。 僕は大宮から原市駅で降りて、懐かしい気持ちで小学校まで歩いた。 小学校前には駄菓子屋があって、そこから10m程歩くとサトマの家だ。 緊張したけど、でも、未練を残したくなかった。 ピンポーン。。。ピンポーン。。。 僕は未練を残して今、東京にいる。 |
♪ホワイトリキュール♪ 学生の頃の東京は、探せば色々出てきた。 毎日が発見だった。それは経験とも呼ぶ。 大学に入ったら、色んな魅惑的な事が待ち受けていると思ってた。 でも、村上春樹の小説のようには、、、 それは、でも、、、。 映画のような、小説のような人生。 僕は今、主人公だ。誰もが主人公になれるだなんてさ。 笑っちゃうけど正直僕はドラマの中を駆け抜けている。 あの人に出会ってからか? いや、自分で決めたんだ。 今、外を歩くとそこは東京だ。 もう、はしゃぐ事もない。 大切な事も、興味深い事もすべては僕の中から生まれる。 それは、ただ気付いただけ。みんなそう。 かっこつけるのが嫌いだった僕。 でも、どうしてもかっこつけてしまう僕がいたんだ。 照れかな。。女の子の前だといつもドキドキしてた。 いつも視線を外してしまう。 大学時代が僕にとっての淡い青春かな。 池袋のダイニングバー。その子と初めてのデート。 「私はあなたの事を見ているけど」 「あなたは私の事を見ていないのね」 その笑みからは、、、僕はどうすればよかったのだろう。 「え? だって、彼氏いるじゃん」「関係ない」 その笑みからは、、、僕はその夜どうすればよかったのか。。 野暮な若者だった。それはきっと今も変わらない。 ただ一つ。今は自分がどれだけの存在なのかを知っている。 可能性がどこまで続いているのか、について。 限界がどこら辺に転がっているのか、について。 僕は、僕を、知っている。 |
♪ホワイトリキュール♪ ホワイトリキュールを強めに。ガムシロップを少々。 炭酸水は勿体無いから氷に水を加える。 土曜の午後。何もする気になれない。 まどろみたい。今年はビールの似合わない年だったように思う。 去年までのように、プハァー!って訳にはいかなかった。 ビールとチーズ。最近久しくその組み合わせに会ってない。 島唐辛子は相変わらず健在だ。沖縄か。南の島。。 今年の夏は一度もプールにも海にも入らなかった。 よっ!色白美人。 蝉の声。工事現場の音。「君が君でない理由〜♪」 ビートルズをかける。夏の軽井沢。コテージ。 向いの新井さんちの裏の森、モスグリーン。 週末のスカイラーク。両親の運転するブルーバード。 青い鳥。ブルーーバーードォーー へ〜んしん!! 「青ちゃん高い高い」と「青ちゃん重い重い」の二つしかなかった。。 サトマ。現実は厳しいぜ。 き、厳しい。これもジャブ。 サクセスストーリー。ハッピーエンド。 あぁ、形容詞が欲しい!! 気持ちぃ〜♪ とか 最高ぅ〜♪ とか。 え? 違う? まぁ。。 俺のパッション アイ ラブ ユーだ 死ぬ前に聴きたかった曲。Let It Be。 中学生になったら、それが、、、My Melodyに。 高校の時は、、、コンセプトばっかし練ってた。 大学に入ったら、、、魅惑的な、、、あぁ〜、、、あ、あ、、。 パリジャン、バラライカ、パラダイス。 ズブロッカ、カンパリ、マティーニ。 キューバリバー、テキーラ、、、 最近はもっぱら、、、ホワイトリキュール |
♪ホワイトリキュール♪ 今はなき、目白のバーに足繁く通う僕。 そこからはプラットホームを行き来する人、人、人。っていうか、女の子ばっかし見てた。 一度、大丸の印象派展で、綺麗な女性を見掛ける。 思わず声をかけてしまった。何て言ったかは秘密。 真似されるの好きじゃないんだ。。。 夏の軽井沢。。相部屋の二つ年上の人が「ナンパしに行こうぜ」ってなる。 名古屋から来た自称「わる」は、女の子達を部屋に呼んで、エッチしてる。 でも、今考えれば、そんなに気持ち良くはなかったんだな、って。 女の子達の間では、「エクスタシー」に達した事のない子達が意外に多い事を知る。 というか、「エクスタシー」なるものが、どの程度のものなのか、という事だ。 イクか、イカないか、くらい分かるだろうに。まぁ、いいや、そんな事。 旧軽井沢、通称「旧軽(きゅうかる)」。ほとんど、ナンパする、される状態になってたりもする。 僕にとって初めてのナンパ、とでも言うのか? 結局、女性と人生めいた事話しておしまい。仙人かよ、俺は!! もぉ〜。 そういえば、早慶青山合同ディスコパーティーに呼ばれた。真っ昼間から。。 イケテない仲間とつるむ事程、不愉快なものはない。 でも、これって、、、金持ってない男と歩く女の子の気分? 落ち込みます。 今思えば、女子高生のコ。そのコはとても真面目そうだった(男はロマンティックです!)。 お互い興味持つっていうのは何とも好ましい。 でも、ある部分でお互い推量してしまうと駄目だね。。 そのコの友達が僕の友人を見て、、、沈んだ顔してる。 女子トイレで作戦会議が始まったらしい。 その時点で僕はもう諦めたよ。だって、、、。 僕の友人は、、、 それ以来、僕は女の子を意識する時、まず、男友達を選ぶ事にしている。 っつうか、高校生の頃から、口酸っぱくゆってたな(笑) でも、その事に気付かない野郎共には、ほんっとに呆れるのみ。 まぁ、いいんだけどね。 でも、せめて、不潔と体臭だけには気を付けて! |
♪マスター「マスター登場」♪ 「ごめん。あの時僕はまだ子供だったよ。今も子供だけどさ。。。」 僕も時々そんな風に呟いている。 そうやって歳をとっていく。 そうやって女の子の前を通り過ぎたり、また抱き合ったりするのかもしれない。 多分さあ。40になっても50になっても同じような恥ずかしい思い出を残していくような気がするんだよね。 恋の駆け引きっていうのは、、、そんなもんなんだよね。 恋じゃなくて愛でも同じ。 一つ一つ恥をかきながら、一つ一つ傷付きながら成長していく。 そうした頃に言われるのかな。 「ねえ。マスター。マスターはどんな風に歳を重ねて来たの? どんな恋愛を重ねて来たの?」 「うん。まあ。」 その時には食器を洗う僕の姿も少しは様になってるかもしれない。 M & M
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