♪ 〜『世界ブルー』イベントVol.3によせて〜 ♪ イベントも3回目を迎えました。思ったよりも順調です。出演者はやりたいように表現できるし、お客さんも 楽しんでくれる。アットホームだし交流の輪も広がるし。嬉しいですよ。嬉しい!! この月1ペースの『世界ブルー』イベント。当初より、お客さんにとっても出演者にとっても「リーズナブル」でいて「アットホーム」なものにしたいと思っていました。だからこそ出演者は自由に表現できる。その結果お客さんは新鮮な気持ちで驚きや喜びを体感できる訳です。 恋愛もそうだったりしますが、「初めて」はとても新鮮ですよね。でも、付き合ったりして「間延び」なり「安穏」、「飽き」(笑)っていう空気が自ずとやって来たりするもんですよねぇ〜。どうにかなりませんかねぇ〜、これ。 いつかイベントとお客さんとの間にも「飽き」が来ると思うんですよ。だから、こちらも新しい出演者や音楽以外の出し物を用意していきますよ★ でもね。でも「新しいもの」をどんどん用意すればそれで良いんか?!って。手を代え品を代え、、、それだけでいいんか?!って。敢えて疑問符持っときたいんですよね★ 変えてく事も結構大切だとは思うんですけどね。でもやはりね。見失ってはいけないものってあるんです。そこは大切にしたい。伝える力っていうか、感動っていうか、空気感っていうか、存在意義みたいなもの。「音楽やってて良かったぜ、ベイベー!」みたいな。 「真に求めるもの」---なんて書くと、青臭いんだけど、やっぱりそこ求めて生きてる訳じゃないですか。それなくして音楽なんかやれないし、恋愛も有り得ないし、旅しててもつまんな〜い。生活自体ナンセンスに感じるだろうし、生きる意味なくなる訳ですよ。で。。でね、僕はなるべくなら生きていたいって思う訳で、ってことはその生活の中にある音楽、そしてこのイベントもやはり核心を持って出演したいなぁ〜、なんて思うのでした。 まぁ〜いつも新鮮な気持ちでライブを楽しみたいですね。 え? お客さんに飽きられたら? あは。大丈夫。だって、ほら。僕はもともとは、、、ねぇ〜。ほら。 マスターベーション出身だからさ。いや、今は勿論皆さんとのセックスですよ。核心は!! よし★ 20020223pm 『青木通Vol.006』掲載
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♪愛♪ 正直に書きたいと思う。今日の夜は最高だった。あの雰囲気、あの歌声、あのドラム、あの演奏でライブが出来た事に喜びを感じる。特に一つ目のステージは自分でも信じられない。こういうのは生まれて初めてだし、勿論冷静に聴くと、どうかは分からないけど、でも、、、最高だった。 録音。。。こういう時に限って、録音忘れてる事に気付いたのは「年の瀬」「クリーム&シロップ」が終わった後で、しまったと思ったけど、僕は決めた。「今夜はここに来ている人のために歌おう!」 当たり前の事だよね。確かに。でもそんな当たり前の希少さを高めたかった。そう。当たり前以上に愛のあるステージにしようって思った。 二つ目のステージの音源はかろうじて存在する。いつかネットで載せるかもしれない。一つ目のステージの音源はない。はっきし言って悔しい。でもそのお陰で「これからもっと素晴らしい演奏してやる!」って強く思えた。そう誓った。そして、今夜のステージを見てくれた人の中で一人でも「今夜のステージは良かったよね★」って純粋に心の中で感じてくれていたなら、僕は感動する。素直に嬉しい。同じ空気を共有できた事に愛や信頼を覚えるし、僕は生きてて良かったと思う。本当に良かったって思う。歌うのってとっても気持ちいいものだなって。それをお客さんが聴いてくれて喜んでくれるのって、やっぱり最高だって思う。そしてそんな喜んでくれた人達にえばやんがドラムを叩き、僕が鍵盤を弾いて、二人の声が空間に存在した事に誇りを感じる。 今夜は素晴らしかった。有難う。有難う。 Special Thanks to Ebara Shigeto, Cliche & Auidience at Tokyo Club in Suido-bashi 年の瀬 クリーム&シロップ Hot Milk Lovely Tenderness 爪跡 ●二つ目のステージ● Come Close To Me 君が空を泳いでゆく(Ebayan Vocal) 白熱灯と君 空が青いのは Island 20020303 1:00am
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♪無題♪ そこで手の平を空に向けて肩の力を落として、空気の流れを読んでみたりする。 それは幸せではない。それは自然な生き方であり、僕自身のIdendityそのものである。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 僕の隣には彼女がいる。とても好きだし、これからもずっと一緒にいたい。 話すことなんか別に何もない。ただ二人で○○○を歩く。そんな情景。静かなる街。 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 描かれた幸せの像を僕はこの8年間ずっと持ち続けている。 東京のどこかにあるそんな情景。ずっと探している。 多分、僕がいくら一人で探していても見つからないことくらいはもう分かっているんだ。 何かを探し出すためには好きな人が隣にいなくてはならない。 だから僕の場合、ちょっとだけ好きな女の子と一緒にいるから幸せっぽい情景はよく見かける。 でも”もうちょっとなんだけどな”。 何だか物足りないような、、、そんな情景とは出合えないんだろうなーとあきらめていたりする。 僕のこの8年間の思い出、それらをすべて分解してパズルの一片一片を埋めていくように幸せの像をつくることは出来る。 でもそれは、8Trackの別々のTakeの音源を最終Mixしているようなものだ。 そこで出来上がるのはイメージの完成に過ぎない。 本当ならば1つのTrackに1つの空気の流れや感動が入ってなければならない。 だから僕はいまでも好きな子と一緒にゆっくりと「静かなる街」を歩いていきたい気がするんだ。 20000413am
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♪〜realさを求めて〜♪ 何のために音楽をやっているんだろう。そう。理由はない。ただ生まれて来る曲をイメージ通りに創る。そこに理由はない。 2001年に入ってから僕の音楽の主旨は変わった。それまでの「マスターベーション」(自己満足)から「セックス」(共感・一体感)というより動きのあるもの、確かに存在するもの、心に残るものへと。でも、このHPにおける音源のほとんどが自身における創作元年=1999年度のものである。それら作品群は果たして「あったかい」か? 今のあおきにとっての「核心」か? 未完成な音源を並べたまま満足した顔で生きていたくない。自分はまだゼロの存在だし、こんなとこで悠々と生きていたくない。 もう一度死にものぐるいで前進したい!って思う。1999年度の手探り状態をもう一度味わってみたい。そのためにはいったん自分をリセットしたい。 そう。もう未完成な音源をネットで聴いて貰う事自体失礼なような気がするんだ。できれば、聴き手と愛し合いたい。だから、ライブでの生の歌を聴いて欲しいし、完成された作品をじっくりとスピーカーで聴いて欲しい。そうやって『世界ブルー』を体感してくれたら嬉しい。 より皆さんとの心地好いセックスをするために僕はこれからもっとライブで出会いたい。そして生きている間に完成された世界を深く探究していきたい。 僕は創る。 2002年3月6日 青木真人
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♪無題♪ 自分で無理してるなって思う でも、無理してる自分が自然なんだって思えるようになった 稚拙な自分がいる事は恥ずかしいんだけど でも、それ以上に飾ろうなんて思わない 20020120 22:46pm
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♪ある男の話 その1♪ ある男の話をしたい。 ある夏、僕は行き詰まっていた。どうしようもなかったんだ。どうしようもなく自信を失い、どうしようもなく自らの音楽の方向性を危ぶんでいた。新宿を彷徨う。あちこちの建物の壁にぶつかってはもたれ掛かり、靖国通り沿いで天を仰いだ。「俺は一体どうすりゃいいんだよ。」 その男とはまだ二度程しか会った事はなかった。でも信用出来た。それは彼の歌を聴けばすぐに分かった。僕はその男のどこに魅力を感じたのかは分からない。でも、彼の音楽が僕を引き寄せた事は確かだ。つまらない音楽を奏でている奴らに用はない。そう。用はないんだ。 彼の電話番号は僕の携帯の電話帳にちゃんと入っている。迷った。でも僕は何故か「会うべきだ!」と思った。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その2♪ 大袈裟かもしれないが、人生において人と人との巡り会いというものは、不思議なものである。ともすればすれ違いの連続である。僕は幼少の頃から音楽が好きだった。音が好きだった。エレクトーンの大きなスピーカーから流れるそのこもったようなでも温かい音やノイズはとても僕に「希少な感覚」をもたらしたものだ。 幼稚園に入って、「ドミソの音楽」(不明)を木琴で弾く。とても楽しい。叩くと音が出る。自分の意図する音を叩くと思惑通りの音が鳴るんだ。「ソ」の板を叩くと「ソ」の音が出る。面白い。僕は親に初めてねだったもの。それはマリンバだった。 小学4年生の夏。父親が持っていたビートルズのバラード集。A面の最初が「Yesterday」で始まる全20曲入りのそのカセットテープは僕を虜にした。毎晩聴いてた息子に新たにビートルズベストヒットin U.S.A.(不明)を買ってくれた父親には感謝している。そのテープは年代順のビルボード1位構成となっていて、毎晩6音連続で同じ音階で歌われる曲や「Help!」あたりから聴いて、「ペニーレイン」や「ストロベリーフィールズ〜」「Hello Goodbye」辺りになると、もうそのエフェクト感やホーンに圧倒され感動されっぱなし。「険しい道(笑)」あたりになってくると悲しくなって「Let It Be」で安らかにオネムの時間。さぁ待ってろよ!原市小学校、Yeah! 生曲の話は前にどこかで書いたからここでは書かない。そう。それから10数年経って、僕は会社を辞め、音楽創作で自分の世界を創ってみたくなった。一度は限界を感じ、沖縄へと身体が自然に向かった。そこで立ち直り、「21世紀クラシクス」楽曲群をやっとスタートする。大御所が解散する。彼女に刺激されて自分の回転数を上げる。彼女と別れる。ソロで歌う。 ソロで歌う。。。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その3♪ ある男の話をしたい。いや、実際は「ある男との話」をしたいんだ。彼とはちょこっと話しただけだった。リハーサル最中、彼はとても緊張しているようにも見えたし、淡々としているようでもあった。ギターを我が子のようにいたわり、黙々と生きている男のように感じた。 ライブ終了後「青木さんの歌には愛がありますよね」 そう言ってくれた彼から後に「歌」を教えて貰うことになる。「歌う姿勢」といった方が好いだろうか。「歌う苦しみ」だろうか。彼はその時自分の進むべき方向に迷っていたらしい。そして僕は進むしかなかった。自信はないけど、でも、進むしかなかったんだ。 彼に名刺を渡した。別にそれがどうなるとも思わずに。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その4♪ 僕の初めてのソロライブは自分としては「やった」事に意義があった。まだライブをした事ない人にとってはライブハウスでの「ライブ」はやはり恐いだろう。僕もそうだ。今もそうだ。部屋で宅録で歌うのとは訳が違う。スポットがあてられ、観客がいる。自分の一挙手一動作が見られている。「アー」と歌えば「“アー”って歌ってるんだな」って捉えられてしまうんだ。イメージの世界ではない。ライブは現実の世界。 6月の陽気は暖かかった。数人で吉祥寺のイタ飯屋に入る。打ち上げだ。そして、偶然にもそこにはギターを抱えた彼とその一団もいた。何だか縁を感じてしまって嬉しくなり、記念に一緒に写真を写して貰う。記念に。握手をする。彼は女性に囲まれている。モテモテである。いいなぁ〜。 数日後彼からメールを貰う。それ以来メールにて音楽における愛について話し合う。迷いや喜びについて。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その5♪ 7月のソロライブは打ち込みに頼らない鍵盤演奏。これはこれで挑戦だった。そして一歩また前進できたように思う。旧友から「青木の発声好くないよ」と言われる。「人前でやる以上、鍵盤は見ちゃだめだよ。目瞑ってでも弾けるようにならなきゃ」とプロのサックスプレーヤーを目指している人間に言われる。でも、自分では満足できた。そう。“伝えたいものが伝わればいい” 次の日の朝、メールをチェックする。一人、彼からメールが入っている。“今日の昼ライブやります。もしよかったら〜” 僕は、迷わずに吉祥寺へ向かった。何かこう自分の身軽さが嬉しくなった。 彼の演奏。感動した。この事もいつか書いたと思う。誰も録音してないからもう二度と聴けない訳だけど、聴いてるみんなが感動した名演奏だった。それが2001年7月15日の日曜日の出来事である。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その6♪ 僕は音楽の力を信じる。こないだ初めて僕の音楽を聴いたお客さんに「君の歌には愛がある」と言ってくれた。「Island」を歌っている最中にその人の顔が目に入った。とても心地好さそうだった。僕の歌う歌詞をそのお客さんも優しい顔で口ずさんでいた。「白熱灯と君」でさえ「愛がある」と言われる。 そう。僕は音楽の力を信じている。そして僕の音楽には愛がある。それは僕が音楽を愛しているからだ。そして僕の知る限り、この世の中でもう一人、音楽を心から愛している男がいる。 彼と新宿3丁目のMarthaというお店で呑み交わしている時、「今度ちょっとセッションやってみましょうよ」と。僕はそう。無性にベースを弾きたくてたまらなかったし、彼の曲にベースを付けたらとっても偉大な世界が生まれるだろうと、勝手に世界を夢見た。そう。だから彼とスタジオに入る事になった。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その7♪ 今、僕の部屋には何百本の自分の作曲用テープがある。もうかれこれ10数年几帳面に整理した甲斐もあり、ちゃんと年代順に並べられてある。しかし、この1年間の音源は散漫な状態である。それはライブを始めたり彼女にのめり込んだり色々理由はあるが、とにかくこの1年間の音源を整理しなければならない。何十本というMDに一体どんなフレーズを吹き込んだのかは自分でも把握できない。多分ほとんどが駄作だろう。それでいい。100曲くらい生めば1曲くらいは自分でも好きな曲があるもんだ。 テープの中で彼は言う。「じゃあ、“スクリーンの女”」 そして軽快でいて荒削りなギターが奏でられる。スタジオでの練習風景。もし僕の「作曲用テープ」シリーズが僕の歴史であるならば、彼もちゃんと僕の歴史に存在した事になる。そして確かに存在している。彼は僕の歴史の中で歌う。歌い上げる。だから僕は彼から「歌」を教わった。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 その8♪ 僕は彼の音楽を広めたいと思う。でも、僕は今自分の音楽の事で精一杯だ。彼が生きている間に、そして僕が生きている間に、なんとかならないだろうか。一体誰が僕らの曲を好きになってくれるのだろう。きっと多くの人が好きになってくれるに違いない。聴いてくれればの話。聴いてくれさえすれば好きになってくれる。その自信は今はある。 彼との別れを告げられた時は、勿論大きく空虚な気持ちになった。そして僕は原点に立ち戻らなければならなかった。そう、だからきっと「Island」を蔵出しする羽目になったのかもしれない。とってもいい曲だ。僕の大好きな曲。「年の瀬」も「爪跡」も心に来るけど、「Island」も素敵だ。飛べるから。 今、彼と僕は別々に活動している。でも相変わらず僕は彼のその歌う仕草が好きだし、彼の凝った演奏、ひねり具合が好きだ。「僕は丸山さんの音楽好きですから。。。」 20020309 3:22AM〜4:36AM
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♪ある男の話 おわり♪ 今、僕は人生のどの地点にいるのかは分からない。でもこれから登り始める事は確かだろう。そして僕は例えそれが幻想だったとしても、みんなを上へ連れていきたい。昨日の夢の中で僕は言う。「昔ココ(と左手でグーを作る)にいた頃はココ(右手を高くしてグーを作る)に来れるなんて思ってなかったでしょ? でも今僕はココにいて、ココ(左手を高く)からもっと高く上昇してココ(右手をより高く)に辿り着く事も可能なんだよ。上昇しようよ。」 女の子達は僕を信じた目で言う。「アタシ達を連れてってよ」 僕は生きている間にやりたい事をやりたい。創りたい世界が沢山あるんだ。それはきっと丸山さんも同じだろう。毎回一つ一つ曲が変わるのはそれは「ここではないどこかへ」という欲があるからに違いない。 僕はこれからどう進んでいくのだろう。丸山さんはどう歌を通して生きていくのだろう。二人の姿は僕の中でかなりの異彩を放っている。そう。音楽は素晴らしい。 20020309 3:22AM〜4:36AM
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