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  私的随喜    Private Column
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「空に桜の花びらがピタって、貼り付くの。。」 桃色理想


4月16日掲載「桃色理想 - 花火」  4月18日掲載「桃色理想 - 南の島」  4月19日掲載「桃色理想 - ハッピーカラー」  4月21日掲載「桃色理想 - 肌と肌」  4月23日掲載「桃色理想 - 川辺にて」  4月27日掲載「桃色理想 - 夏の出来事」


♪桃色理想 - 花火♪


暑い。むしむししている。こういうときは友達と海にでもいって、はじけたい。花火でもいいなぁ。私は毎年花火見に行ってる。去年は買ったばかりの浴衣がすぐに汚れちゃったから、あんまり行けなかったけど、今年はもう三着買ったの。だから3回はいくよ☆ いい男ゲットだ!! あれ?
そうそう。結構花火で出会う男の子達はいい人が多い。よく食事とか奢って貰ってる。奢って貰う=いい人って訳じゃないんですけど、でもやっぱり、私としては嬉しいに決まってる。その分私は洋服やエステにお金使って、美しくなる訳だし、お互い違う部分で相手に喜んで貰うのって、とても大切なことのように思うの。
夏は沢山のドラマがある。たのしみ〜☆

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♪桃色理想 - 南の島♪


旅行に出かけた。南の島だった。そこで出会う人々。その中の一人に恋をした。沢山話した。けど、肝心な事を伝えるのに時間がかかった。彼は私の気持ちを分かってくれたみたいだった。
彼は優しいんだと思う。でも嘘のつけない人なんだ。だから私との約束も「やっぱり行けない」
彼とはそれ以後ただ挨拶を交わすだけの人になった。明るく楽しげに世間話をする。それでいいんだと思う。それでいいんだ。
そして、島を発つ日もやはり、明るく「さよなら」して、私は今、東京にいる。

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♪桃色理想 - ハッピーカラー♪


私の好きな色って何色だろう。
私のハッピーカラーって何色なんだろう。
私の知り合いのミュージシャンの曲に「Happy Color」という曲がある。
彼はそれをスペインのバルセロナにあるグエル公園という所で作った。
彼が「鳩が咲いた」と歌う瞬間にはいつも光が差し込んで来る。
そんな光景に私も出会いたくて彼のライブを見に行ったりする。
私のハッピーカラーって何色だろう。
私の好きな色って。
信じ合える女の子ってどこにいるんだろう。
信じ合える男の子はどこにいるんだろう。

数日前に島で見た空の色を永遠に忘れる事がなければ
私の心の中はいつまでもハッピーカラーなんだと思う。

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♪桃色理想 - 肌と肌♪


今日は自由が丘へ買い物に出掛けた。最近陽射しが強いせいかお肌が荒れ易い。「そんなの僕は気にしないよ」っていう人がいたけど、私はやっぱり気にする。いつも綺麗でいたいのは女のサガよ。ね、みなさん♪
帰りの電車では、男の子が隣で眠ってて、私の方に寄り掛かって来る。「しっかたないなぁ〜、もう。」 その男の子は黒く焼けてて、海に(プールかもしれない)3度は行ってますって感じの子。肌はつるっつるだった。きっとまだ十代なのかな? 彼の腕と私の腕は肌と肌でずうっと触れ合ってた。変な話だけど、若い男の子のつるつるした肌って可愛い。だから私は彼がぎこちなく不器用にこっちに寄って来るのを、許した(笑) 若いエキスを貰ったと思おう。
あれ、私ってそんなに歳? 年齢は秘密です。まだ若いわよ、勿論。ふふ。

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♪桃色理想 - 川辺にて♪


夏休みがもう終わってしまうのはちょっと寂しい。そんな時に見る花火は、なんだかもっと寂しい。歓声が止んでしまって、川辺では私達くらいしかいない。寂しいけど私は独りではないんだと、必死に彼の中で眠った。

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♪桃色理想 - 夏の出来事♪


彼の眼差しと彼の右手は、その優しさの質が違う。
彼は私を見てる。笑ってる。微笑んでくれてる。優しい。
彼の手は迫って来る。求めて来る。私を何か変にさせる。

私は必死に声を出さないように。私は必死に違う事考えた。
私は必死に不思議なメロディー。私は必死に彼を見つめた。

夏の出来事。それはきっといつかは忘れてしまう甘いもの。
今度の夏はいつだろうかと、私はまた浸ってみたい。

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