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  私的随喜    Private Column
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今年は優しく生きていけそうです


1月1日掲載「こころ」  1月11日掲載「達磨を買いに出掛けましょ」  1月17日掲載「惚れるね」   1月19日掲載「この所、調子がいいんだよ」  1月23日掲載「味わい深い男になりたいものですね」  1月27日掲載「黙して進め。」


♪こころ♪


明けましておめでとうございます。
昨年中は皆様におかれましては、大変お世話になりました。

昨年、皆様からは多くの"心"を頂く事ができました。
創作や表現活動を続けていくにつれ、段々「沢山の人に聴いて貰いたい、観て欲しい」という欲が出て来ます。それが発展して「効率的に」であるとか「集客」であるとか、そういう事を考えてしまう自分がいました。勿論、生計がかかっている訳ですから、仕方ないのですよね。でも、大切な心、優しさ、思い遣り、感謝の気持ちは忘れたくないな、と強く感じました。

自分の人間としての原点、創作家としての原点に立ち戻り、より核心を突き詰め、純粋に「表現する事の喜び」を皆様とともに体感していけたら、と感じます。

本年も皆様の暖かい応援の程、宜しくお願い申し上げます。

あおきまさとより
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♪達磨を買いに出掛けましょ♪


お良と一緒に浅草へ達磨を買いに出掛けた。
入念に選ぶ。選ぶ。選ぶ。
仲見世通りを一巡して浅草寺へ。
お祈り。

さぁ、決心。タイムリミットだ。買うぞ!
お良、見ててくれ! 俺の勇姿を。
達磨を買う俺の、俺のぉ〜〜〜!(り、力むな!)

凛々しい、あの達磨に決めていた。
そう。俺はそう決めていたんだゼ。
と、思ったら、、、
お良が発見。「ちっちゃい達磨だ」
か、かわゆい! かわゆすぎる!
っていうか、赤達磨、青達磨、黄達磨、白達磨の四達磨に心奪われる。
「こ、これ四つ揃えれば、家内安全、精神安定、音楽大成、恋愛絶好調、レッツゴートゥーザニース!」か? 〜欲張ってはいけませぬ いけませぬぞ 殿〜

初心に戻り、俺は、もう一度あの達磨へ会いに。
目が合う。っていうか、眼はない。
けど、奴は確かに俺を待っていたと見える。なんせ、堂々としていたもんよ。

達磨ゲット!!
右にお良、左に達磨、俺の一年、まだまだ、これから、なのである。

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♪惚れるね♪


達磨に目を入れる。どっちかに入れるとすっごい不安定に感じると記憶していて、「でも、どっちだったろう」ってなって、想像と照らし合わせてみたら、こっちから見て右に入れると、「なんだか、やっぱし変」ってなって、左に、つまり達磨さんからすれば、右目、眼を入れる。

置く場所は決まっていた。「いつも見上げられる場所がいい」
どどぉーーん!! 「だ、達磨さん。あなたは軽いのにすっごい重い存在感ですぜ!」

達磨さんは紙で出来ている。軽い。置くとカコンと音も好い。
怒っているのに愛嬌がある。信頼できる。
「だ、達磨さん。俺、あんたに付いてゆきます。アイウォンチュー! お、俺に愛を!」
でも、達磨さんは毅然としている。正直、男なら惚れるね。

僕は優柔不断な奴である。支えが欲しかったりする。
で、決めた。
「俺のVisionを達磨に託し、達磨が俺に実行を促す」
そんなシナリオは、もう既に始まっていて、なんだか、僕、もう気合い入り始めている。
脳味噌がね、脳味噌が、キュキュンと縦に伸びるの。引き締まったように、ね。

何だか一緒に闘ってゆく同志が出来たようで心強い。
これからは彼と一緒に二人三脚でやっていく。
赤達磨と世界ブルー。いいコンビだ。

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♪「この所、調子がいいんだよ」♪


その訳は沢山ある。正直。でも、実際きっとその「沢山」はうまく繋がっているんじゃないか、と思うです。

--足ツボを眠る前、起きた後に、ギュッギュとやっている
--カバラのセフィロトの樹、それと呼応する人間の安定した姿をイメージする
--マッサージで腰が楽に!!
--運動(ストレッチ、有酸素、ウェイトトレーニング)
--サウナ、フロ
--思考と行動の一致

などなど。いや、まだまだ。挙げたらきりがないです。ただ、一つ共通している事。それは「バランス」です。つまり、「安定」感と書けば相応しいでしょうか。左右対称、適度、などなど。いや、まだまだ。

世の中の摂理は、このバランスで成り立っていますよね。男性と女性の比率が9:1とかだったら、絶対戦争おきますよ。食い合い、取り合い、当たり前の戦国時代になっちゃう。食事もそうっすよね。肉ばっかり食べてたら、、、かといって野菜ばかり摂っていても、萎えちゃいます。

まぁ、すべてにおいてバランスを保つっていうのは不可能でしょう。僕にしたって、寒くなると左の腰が痛むのは、姿勢が歪んでいるからでしょうし、思考回路が非常識だったり、ケチだったりするのは、やはり、創作活動に専念し過ぎなオバカさんだからに他なりません。

一年前はよくぶつかってましたよ、左半身ばっかし。笑う時の僕の顔も要チェック! 口の形が歪んでいるのが分かります。

赤ちゃんになりたいっすよね。あの安定感。いいですね。青ちゃんになりたいですか? や、やめといた方が。エゴかナルをお選び下さいね。

そうそう。ビッグニュースが! 達磨を買ったんですよ。達磨って、すっごい安定感だと思いません? でね、ここにも「バランス」の原理が働いているように思うんですよ。つまり、片方の目のみを入れるじゃないですか。でも、それじゃあアンバランスですよね。で、生き物はもともと左右対称=「安定」を自然に受け入れたくなる性分と仮定すれば(つまり、人間でいう所の赤ちゃんのそれですが。青ちゃんは不安定なんですけどね。。。嘘。う〜そ〜!!)、もう一方の目を入れるがために頑張る思考が働くのでは? って思うんです。

だから、達磨はそりゃ、縁起物なんですけど、左右対称論、バランス理論の提唱者の青ちゃん(バランス願望論?)としては、やっぱし、達磨の効能は然るべき!と考える訳であります。

注意:マッサージは筋肉の弛緩のみならず、筋を左右対称に揃える効能もあり。運動は、例えばストレッチは呼吸法と相まって左右の筋肉を伸ばしますね。ウォーキングも交互にリズムよく足を動かす事で、左右のバランス保持を促します。

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♪味わい深い男になりたいものですね♪


さぁ〜て、来年の抱負は?って考えた事ってありませんか?
僕の場合も、結構年ごとにテーマが決まっていて「闘う」だったり「笑う」だったり。
じゃあ、今年は? って。今年に限っては、あんまし考えもしませんでした。
考える欲みたいなのがなかったんですね。
それで、まぁ、年の瀬に年賀でも書き始めてみたんです。
そしたら、人それぞれ書く内容は違うんですが、数十枚書いていくうちに、一つのテーゼが浮び上がってきたんだから、びっくり。勿論、最初は意識してないんですよ。でも、まとめて読み返してみたら、、、

感謝の気持ち、心、優しさ

などなど。いや、そうそう。それ。去年そんな言葉ひとつもなかったなぁ〜、なんて。去年は確か、よりステップアップとか着実に地道に進む、といったような言葉が多かったのではないか、と思います。

なので、今年のテーマは自然と決まりました。そう。

『優しさ』

です。自分からどんな優しさが出て来るのか楽しみでなりません。きっと、それは厳しさ込みの優しさなんじゃないかな、って想像します。味わい深い男になりたいものですね。眉間に皺、でもそれも好い、みたいな。

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♪黙して進め。♪


黙して進め。

達磨を見てそう思う。かといって、達磨さん、ちゃんと「福入」「家内安全」と銘打ってある所から、結構有言実行タイプと見受けられる。つまり、ポジティブな考えは顕著に示し、ネガティブな部分は黙して進め。これだ。

人はどうしても、口が弛んでしまうもの。黙ってはいられない、ってありますね。女性はおしゃべり、って言うけど、結構、男は男でそれまた愚痴り合ったりするんですよ(↑)。女性に言わないだけでね。弱音を吐くのってみっともないっていう美徳意識(=見栄)がありますからね。まぁ、人によりけりですわな。

作品(音楽アルバム)って、それこそ、達磨と一緒で、ヴィジョンやメッセージを示しつつ、ネガティブな題目はあったとしても、基本的にポジティブになれますよね。今、ビートルズの『レットイットビー ネイキッド』を聴いているんですけど、表現したい部分を形にしていて、個人的なネガティブな意識とかは反映されていないんですよ。まぁ、そんな意識で(取り巻く状況はともかく)レコーディングに臨むって方が、どうかしている訳でして。だから、作品に対して「黙してるなぁ〜。かっこいいなぁ〜。」って思う事あったりします。

今、見上げると達磨がまっすぐ前を向いていますよ。でも、何か考えてますよ。っていうか意志持ってますよ、彼。奴。あいつ。俺の投影。。。眉も髭も濃いっすよ。剃って上げたくなりますね。お、怒られそう。

さてさて、そんな彼を見習って、僕も前をまっすぐ見て進もうと感じるのです。

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