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  私的随喜    Private Column
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何だか『私的随喜』掲載が日課になりつつあります。「コラムばっか書きやがって。」と言われそう。  
でも大丈夫です。音楽はそれ以上の気力で頑張って創ってますので。                 
それに新曲はライブでどんどんやっていきます。生の方がより『21世紀クラシクス』だったりして。。。




6月18日掲載「素直に青木」   6月19日掲載「青木真人をいじる会」   6月21日掲載「子供達」   6月24日掲載「童貞嫌煙Poppin' Love」   〜休稿によせて〜


 ♪素直に青木♪  ご来場いただきました皆様へ


 今日はほんとに有難う。生まれて初めてのソロライブ。こんなにまで緊張するとは思わなかった。受験当日や就職の面接の時よりも緊張したなぁ〜。自分の順番の前になってあんなにもトイレに駆け込むとも思ってもみなかった。トイレ独占状態。顔パンパン。カーッペッペ。よし!
 緊張は誰でもするもんだ。緊張感のないものってつまらない。でも、自分を見失う程の緊張感ってのは初めてかな。。。

 家に帰って、撮って貰ったビデオをチェックしてみる。思った程、声に伸びがない。喉が震えてる。曲の間も動作が何だかぎこちないし、、、。でも、全体的にそんなに悪くない。曲間の移動や曲を始める前のぎこちなさを抜かせば、悪くない。まぁ、、、流れがなかったってことかな。固まってたってことだ。早くライブ慣れしなきゃな。うん。
 でも正直に書こう。今日のライブは成功である。生まれて初めてのライブで「自分を出し切れた」っていう感覚を持てた事は大きい。しっかりとみんなの前でマスターベーション出来た。自分の原点を示せた訳だ。今後は自分の目指すスタンスを確立すべく前進できる。今日は、そう。出発点だったんだ。

 最後に言いたい。今日来てくれたお客さん達へ。一緒に同じ時間空間を共有できて嬉しいです。今日のライブが僕のスタート地点、そんな僕をあたたかく見守ってくれて感謝します。次に会う時はもっと「伝わるライブ」「心地良く流れるようなライブ」にしたいと思ってます。ほんとに今日は有難う。

 今、僕は感謝の気持ちでいっぱいだ。
 お客さん達に拍手!!

20010617 11:55pm
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 ♪青木真人をいじる会♪


♂ 「アーティストっていうのはさぁ。いじられてナンボのもんだと思うのよ。」
♀ 「そう? 自己演出っていう方法もあるじゃない? Self-Produceしてる人だって実際いるわけだし。
   いじられる必要なんてないんじゃない?」
♂ 「んにゃ。俺はいじられたいんよ。いじられていじられて飛び跳ねたいんよ。分かる?」
♀ 「分かんない。」

♂ 「自分が創る世界ってさぁ。たかが知れてると思う訳よ。
   結局『自分』っていう枠からは抜け出せないんじゃないかって思うんよ。」
♀ 「だったらさぁ、もっとその『自分』の中がクルっちゃえばいいんじゃない?」
♂ 「良くそんな事言えるなぁ〜。俺がそうなったら__は相手してくれんの?」
♀ 「ん? バイバイするよ・ 好きだけどね。クルった男と一緒に居たくないもん。」

♂ 「確かにさぁ。自分で最大限の努力をするのは当たり前なんだよ。
   イメージの追求は果てしなく続くし、一度完成しても時間が経てば「もっと良くしたい!」って思っちゃうし、
   かといって次の曲が際限なく待ってるし、だからこそ忍耐っていうか集中力と持久力は常に全開。
   それは当たり前なんだよ。」
♀ 「ふむ。」
♂ 「俺が言いたいのはさ。アーティストが最大限の力を発揮した上での更なる要素の変容や融合、追加ってのを求めてる訳。
   分かる?」
♀ 「ふむ。」
♂ 「しかも、いじってくれてもそれをはねつけたい訳。
   はねつけて再度フィードバックして戻ってきたものを受け留める、みたいな。」
♀ 「いじる人も大変ねぇ。そんなんじゃ、誰もいじってくれないよ。」
♂ 「。。。そっかぁ〜。。。じゃあいいや。二人でいじりっこしよ?」
♀ 「いいよん。」

HAPPY END

皆さんも一緒にいじりっこしませんか?

20010510 0:50am
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 ♪子供達♪


 そこはドイツの南のユースホステル。僕は一人で本でも読んでいたのかな。ベッドで寝っ転がりながら、文章でも書いてたかも知れない。そこへ女の子が入って来て、ガチャ!「あぁ〜! すみません!」バタン! なんだったんだ? あれ。
 その後の事は良く覚えてないんだけど、どういう訳か彼女と話す機会があって、結構色んな事話した覚えがある。指名手配中の日本人男性にパスポート盗まれたとか(お金だったかな?)、ご両親がデザイナーであるとか、単位制の自由な学校に通っているとか、赤一色の部屋に住んでいるとか。。。そんな個性的な彼女は高校生でなんでも休学して半年間くらいヨーロッパを旅しているらしかった。
 個性的っていうのは、何を基準にっていうことになるけども、そりゃあんた、インパクトよ。彼女に関して言えば。服装とあのたっぷり塗ったメイク。で、あの声。そして話す事はもうそりゃ自立してまして。。。ずぼらなようなしっかり者。とにかく彼女の居た部屋で1、2時間。駅で1、2時間くらい話してりゃ、あんた、分かりますよ。
 その時僕は大学4年生でたった2ヶ月間だけだったけど、ヨーロッパを旅してた。それだけでもかなり自分にとってはプラスで(曲もかなりそれまで自分にはない作風を身に付けたし♪)、吸収出来る事はしてきた。でも彼女はそん時16,7歳。より柔らかい感性で得るもの得たに違いない。

 僕は思いました。「俺なんか、高校時代は合唱部と大学受験オンリーだったなぁ。」→「歌とお勉強しかして来なかったよ、トホホ。」 別にお勉強するのは悪い事ではない。でも、そのM澤R子さんに比べると自分の生き方って何とも平凡性に溢れた事か! 「俺ってMr.平凡 オォーノォー!」  そして思いました。「よーし、俺に子供が出来たら個性的にしてやるぞぉ〜!」なんて。まぁでも子育てってのはそう力むものでもありません。大概にして親の思惑とは裏腹な生き方をしたりするものです。親が「こうなって欲しいなぁ〜」と思った反対の道を歩んだりするもんです。だから小学中学から私立(地域によっては国立付属)へ行ったって、エリートの道へ進む訳じゃありません。芸大なぞ行かなくても芸術家(若しくは芸人)になれてしまうことだってあるのです。

 要は、本人の核がどれだけしっかりしているかって事が重要ですよね。で、方向性がちゃんと見えてるかどうか。その点、先のR子さんは去年原宿で自主ブランドを手掛けたっていうくらいですから(旅の目的もデザインを自分の眼で観て回るっておっしゃってたような)、ホントに偉いと思います。今も頑張っている事でしょう。僕も頑張るよ。うん。

 まぁ、僕の子供達に限って言えば、「父さん駄目だよ。父さんみたいに音楽チャラチャラやってちゃ。感情的になって正義感振り翳すだけじゃ駄目だよ。もっと冷静にならなきゃ。これからは法律だよ。俺、弁護士になるよ。」なんて言ってくれるのでしょうか。何とも頼もしい。あー、息子とは限らないな、子供は。「お父さん、やっぱり健康第一よ。私スポーツインストラクターになる。」 うんうん頼もしいぞ。

う〜ん子供達。はよ大きくなれ!!

20010610 2:00am
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 ♪童貞嫌煙Poppin' Love♪


〜「青木クゥ〜ン・ 純粋って子供って事よぉ〜ん」〜

 僕はかねてから(思春期過ぎたくらいから)「純粋な奴だな、自分」って思っていたものであるが、いつかは大人になって社会に揉まれて、濁っていくんだろうと予測していた。確かに多くの不純なり理不尽な出来事や人達に出会って「汚れちまったよ悲しいな」なんて中也みたいに言おうとしたんだけど、青木真人はそうはうまく社会に迎合出来なかったみたいだ。「オレは純粋に生きるぜBaby」 柄にもなく音楽なんていうカックイーものをやろうと決めた。

〜「青木クゥ〜ン・ 純粋って子供って事よぉ〜ん」〜

「オレは親に甘えて生きているぜBaby」
でも「オレは何もおごること出来ないぜBaby」
更に「オレは車なんかより自転車が好きだぜ、っていうか運転恐いぜBaby」
な「オレ」は勿論煙草は吸わないし、酒は飲む、誠に純粋な奴なのである。

〜「青木クゥ〜ン・ 純粋って子供って事よぉ〜ん」〜

 そして、出来ればカフェなんか行くより公園で家から持参したスナックやドリンクを「まぁ〜お一つどうぞ」とかやり合うのがいいな。居酒屋なんか行かないで酒は酒屋で買って、公園で飲むっていうのが通の飲み方よ。

 そんな僕は不純だろうか? いかにしてお金を使わないで人生を楽しむか。そんなことばっか考えてる僕は腐り切った奴か? そんな裏にはやはり好きなことにお金や時間をドーンと費やしたい「コンポーザーなオレ」がいる訳で、純粋に生きてくっていうのはそれはそれで結構苦しいのである。つまり濁った日常を送りつつ純粋な目で生きていかなければならないのである。

「幸せになるなら、純粋に生きるのはおよしなさい」
という言葉があるように、もっと妥協して生きていった方が、絶対体のためにはいい。苦しまなくて済む。まぁでも僕はそんな事分かってるんだけど、分かりたくもなくて、

〜「青木クゥ〜ン・ 純粋って子供って事よぉ〜ん」〜

 って言われてもいいから、音楽をやっていきたい訳である。だって、実は今、生きてるっていう手応えが毎日あって、どうしようもなく最高な日々を送っているからだ。

20010514 2:30am   『青木通Vol.001』掲載
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〜休稿によせて〜

 もっと音楽に身を投じたいと思いました。人生はとてつもなく早く過ぎ去ってしまうって思いました。だから、取り敢えず、この『私的随喜』は休稿という形を取らせて頂きます。まぁ、気晴らしに文章を載せる事があるかと思うけど。それは分かりません。必要な時には掲載しますので、その時までお待ちを。
 今まで愛読してくれた方々有難う。そして許して下さい。今、僕は創作にどっぷり浸かりたいんです。そして、これからの『21世紀クラシクス』盛り上げたいんです。楽しみにしてて下さい。そこだけが僕のIdentityと言い切れるように頑張ります。これからも宜しく。 2001年6月23日 夜